須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 発展する須賀商会

 9時半目覚め、10時起床。9時現在、晴、18・7℃、湿度59%、最高気温24℃予報。胡麻パントースト2、ミニあんパン1、無糖缶コーヒー(日曜日に貰ったもの)、紅茶、冷水にて第一食。12時現在、晴、22・6℃、湿度40%、最高気温24℃。
 1時のラジオニュース。植草教授(ミラーマンとも云われているらしい)がまた逮捕されていたのを知る。今度は電車内での痴漢行為の由。名古屋の大学に再就職していたという週刊誌の記事を先日立読みしたばかりであったのに。その記事によると本人は前回の事件は小泉政権の謀略によるものだとか弁明しているようなのだが、今回はどうなのか。mixiが今日上場した由。
「スタジオパークでこんにちわ」をラジオで聞く。ゲストは赤瀬川源平さん。秋山祐徳太子さんから激励のFAXが来ていた。秋山さんと聞くとモデルになった夫馬基彦さんの短篇『ブリキの男爵』(『美しき月曜日の人々』所収)を思い出してつい頬がゆるんでしまう。あれは面白い小説だったから。
 入金あった本を梱包前に見るとけっこう鉛筆線引きがあるのに気がつき、消しゴムをかける。戻って来ないよう念をかけながら。受注1件、シンガー『短かい金曜日』。
 8時から10時、仮眠。外出。<セブンイレブン>でNTT二回線分3696円払い込み、古物免許証コピー。外へ出てからウィンドウを見ると中で熱心に雑誌読んでいる女がいる。妻なり。自分が外から手を振っても気づかない。<Maxvalu>で、牛乳、ヨーグルト、もやし2、酒「秋田のさけっこ」2Lパック、トイレロール、計1478円。帰り、向いの歩道から<セブンイレブン>を見るとウィンドウの中、まだ読んでいる。いや、凄まじき集中力。
 12時入浴。1時、小龍包、本ししゃも、トリ胸塩焼き、醤油焼きザンギ、ゆでもやし、長芋豆腐、酒三合、緑茶。
 酒を飲みつつ何気なくネット徘徊していたら、古書・古本販売<インターネット古書店・須賀商会>なるサイトに行き当たる。「明治〜昭和の古書を扱っております。」とある。自分の知っている範囲では東京の<古群洞>さんや<カンパネラ>さんも須賀姓であるのだが、屋号には使われてはおらず、古本業界で須賀と云えば全国的にまず自分のことであったのだが(と自分としては思いこんでいたのであるが)、そのささやかな自負(?)も打ち砕かれた。どんどん札幌:古書須雅屋の存在感(そんなご立派なもんがあったんかいな)が薄れて行きつつあるようなのだ。遠からず忘れ去られるのと、現実に消滅するのと何れが先であろう。さあ、あなたはどちらに賭けます?ちなみに<須賀商会>さんは、古本のみならずブルーベリー&ルティン、ギンゴールド、グルコサミンなどの健康食品も扱っているらしいから商売繁盛、会社安泰、今後も発展隆盛はまちがいなし。ブルーベリーは「疲れ目、かすみ目が気になる、加齢による目のトラブル、健康維持に。」に効力あると謳っている。自分も購入できる身分に早くないりたいもの。

 午前5時半就寝。