須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 夜中に起きてない方がいいぞ

 午前10時起床。9時現在、晴、21・0℃、湿度56%、最高気温24℃。トースト2、ヨーグルト、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。正午前から皇孫御退院と竹中平蔵小泉内閣総辞職と共に参議院辞職するというのが繰り返しニュースで伝えられる。どちらも目出たい。松井復帰後初HRの報。これはほんとに目出たい。

 植草教授、警視庁蒲田署の調べに対し、「事件は警察のでっち上げだ」などと供述しているとか。やっぱりな。予想を裏切らない人なり。オウム・松本被告に死刑が確定。
 古本入力。ESへ10点UP。7時、カップ焼そば、冷水、トースト2、ミニあんパン、チョコ、紅茶。
 8時過ぎに旧友Y氏から電話あり。18年ぶりぐらいに声を聞く。わが青春を彩る友人の一人(わあ、恥ずかし言い回し)。記憶しているそれよりも声が低くなっていたので、最初はYと名乗られてもいったいどちらのYなのか分からなかったが、「オタクに昔、石野重道(稲垣足穂の文学的盟友)の『彩色ある夢』(ハッキリ云って稀覯本です)を注文したYだよ、覚えてる?」と云うので、あのYさんか!と思い当たり、受話器の向こうに若かりしままのY氏の風貌が浮かんだ。声質は変わっているが、あっち飛び、こっち飛びの話しぶり(それは頭が論理的に働かない自分にも当てはまるのだが、彼の場合は頭の回転が良過ぎるからだろう)は相変わらずである。前から須雅屋ブログを読んでいたが、最近更新されてないのでどうしたのかと思ってとのことであった。だが、更新されていないと云っても一週間であり、1ヶ月近くも放ったらかしにしていた前科もあるのであって、それがいきなりの電話とあっては驚いた。声を聞けば懐かしく嬉しく思ったけれども、「キミの行動はずっとチェックしているし、書いているモノも知ってるし、キミのことは全部分かってるんだ」と真面目とも冗談とも分からぬ調子で云われ、ちょっと複雑な気分。それに「キミと鉢合わせしないようにさ、薫風書林には行かないようにしているんだ」ともおっしゃる。アマゾンやヤフーはやらないの?とか、夜中に起きてない方がいいぞ(自分も大賛成)とか、共通の知人の月旦など語っていたが、手紙でもメールでもなく、急に電話をくれた理由が結局最後まで、今イチ分からなかった。受話器を戻した途端に机の上に積み上げていた雑誌と文庫本が音をたてて崩れ、床に落下し、数冊がダメになる(妻の本だが)。Y氏の念力か。それにしても経済的に余裕のある声ではあったよなあ・・・。むかし漫画家のSO氏を連れて来た時などは接待して泊めてあげたこともあったものだが・・・。
 札幌ドーム、ロッテ3ー日本ハム5。いい感じなり。自民、民主、両党が来年参院選に出馬させようと新庄にアプローチしてるとか。フザケンナ、と云いたくなる。
 9時から零時まで仮眠。起きて日記。ラジオ「わたしの名盤」は伊藤政則の最終回。ウィッシュボーン・アッシュ。いいでげすなあ、60〜70年代のロックは。朝の7時過ぎから、サンマ刺身、ゲソ揚げ、ゆでもやし(蒸したものより美味い)、酒三合。午前11時近く就寝。