須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 夢の中でさえも

 7時半に目覚め。実にナイスな時間に目が覚めたのであり、ほどよい睡眠時間で久しぶりに頭脳爽やかであり、これを機に人生を建て直して行くぞと、いいぞいいぞ、と今日これからの予定を考えているうちにいつしかまた眠ったらしく、結局起床11時半となる。寝過ぎで頭はまたもや靄がかかったような感あり。
 7時半に目が覚める直前に見ていた夢。唐沢俊一夫婦が伊達の我が実家に遊びに来たらしく、一階茶の間の食卓に座っている。隣りの台所で死んだ母親がもてなしの料理を作っている。自分は二階に上がり、作り付けの押入箪笥にかかっていたジャンパーみたいな服を見ている。一応、前回帰郷した時に置いていった自分の服であるらしい。胸ポケットを探ると金が出て来る。五千円札と千円札で1万円ずつ揃えられてあり、全部で2万4千円。おおっ!と驚き、そうだそうだ、入れてたんだよ、忘れてたよ、と何度もうなずいて納得し、もう片方の胸ポケットを探るとまた紙幣に手が触れ、取り出してみると千円札が九枚、折られた横一枚で束ねられてのが二つ、計2万円が入っていた。合計4万4千円、しめしめ、これだけあればしばらくラクになれるぞ、とにたにたする。ところで目が覚めた。この夢には如何なる暗示や象徴があるのだろうか。近々金が入るというのか、その反対なのか、単なる欲望の顕われなのか。しかし、夢の中でさえも巨額の金が入手できないというのは、札束の山が出て来ないというは、我ながら実にセコく何とも情けないのである。まあ、見たことも無いモノは夢の中でも見られないということか。寂しく貧しい想像力である。
 12時現在、晴、21・4℃、湿度44%、最高気温24℃。今日は午前中から自民党の総裁候補トリオが大通公園で公開演説会とか。
 1時台の「スタジオパークでこんにちわ」をラジオで聞きながらトースト2、カフェオレ、紅茶、冷水。第一食。ゲストは香山リカ。「私のこだわり人物伝」の8月でジャイアント馬場について語っていたのだから、唐沢さんの出演も何れあるかも。ヤンキース松井が公式戦復帰。8番指名打者で先発、5打数4安打。今日は棟方志功の命日の由。昭和50年、享年72歳だったそうで、そんなに歳でもなかったのだな、今から思えば。
 日記。古本入力。6時、うどん、ナットウ、緑茶。<日本の古本屋>に32点入力。
 零時、トリとタコの唐揚げ、カリフラワーとシメジとクワイのサラダ、梅干し、米飯、シジミみそ汁、緑茶、チョコ。ラジオ「わたしの名盤」は伊藤政則の三回目でアイアン・メイデン。昨日はピンクフロイドで「原子心母」(このなんの工夫なき直訳は傑作)全部かけたらしい。<日本>に10点UP。午前4時就寝。断酒。