須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 コレデオシマイ

 朝8時半就寝、4時半起床。

 郵便局へTEL、冊子小包一ケ集荷に来てもらう。ついでに確定申告書も出す。店をやっていた当時は3月15日になると、前日から徹夜して仕上げた申告書携え、5時までに月寒にある札幌M税務署にタクシーで駆け込んでいたものであるが、この5年ほど前からは郵送、それも一昨年は二週間も遅れて4月初めに送付し、さすがに何か好からぬことが振りかかって来るのではないかと怯えていたのであるが、お咎めの電話がかかって来て罰金を課せられるとか、ある日チャイム鳴りドアを開けると、突然押し込んで来たお巡りさんにお縄受け、獄に繋がれるというような、心配していたことは何も起こらなかった。で、すっかり安心した自分は一日二日は平気で遅れるようになってしまったのである。が、期日どおりに間に合うにしろ合わぬにしろ、元来所得税は払える身分ではなく、汝の家では生活費はどのようにしておるのであるか、という質問状が数ヶ月後に届くぐらいのものなのである。
 Eシークへ5点入力UP。注文も一件あり。「特集:ルイス・キャロル」(『ユリイカ』)。HPへも久しぶりに一点注文。寺山修司「恋の学校」。どちらも妻の本。

 妻から借りていた山田風太郎「コレデオシマイ」読了。晩年の語り下ろし本。以前の「山田風太郎の世界」(『別冊新評』臨増)と一部話がダブっているが新情報もあって、やはりオモロイ。