須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 下見せずの特選市下見と食事会

 午前10時半起床。牛乳、紅茶、冷水。「ブンガク夜話」原稿続き。2時、、うどん、ナットウ、冷水、トースト2クリームチーズ、紅茶にて固形物第一食。原稿続き。4時半完成。笹木桃、小笠原の両氏に送信。

 5時過ぎ出。地下鉄で大通。5時半ぎりぎりに頓宮神社着。札幌古書組合特選市の下見が3時から5時半までだったのである。玄関で待っていたじゃんくさんたちに「もうちょっと待っててね」と挨拶して階段を上ってゆくと、すれ違う南陽堂秀了氏に「もう終わりですよ」と告げられ、「うん、わかってる」と応える。注文品をアダノンキさんに渡し、現金1800円を確保して安堵する。いったいなんで今頃この男は現れたのか、という皆さんの視線が注がれているような気がするのは気のせいかしらん。

 じゃんく太田氏のクルマで一路、新道東駅近くのじゃんく邸を目ざす。メンバーはじゃんく太田氏、その友人で最近ネット古本屋を開業、今日午前空路来札したジライヤ村川氏(http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/20100417http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/20100421 に登場するアマノ氏)、根室の道草書房佐藤氏、薫風書林次女アユミ氏とスガ。じゃんく邸前で太田さん長男快君を乗せ、トンカツ屋〈玉藤〉へ。

 真っ先にレジ前に置いてあるサービスのパン耳を二袋頂戴する。自分は今回は極厚240gのロースカツ定食を注文。六切れのうち四切れを自分用とし、二切れを道草さんのヒレカツ二ヶと交換、さらに快君の残したヒレカツ一ヶも、食い物を無駄にするのは我慢ができいないのだ、オジさんの世代はね、と内的独白しながら戴き、キャベツとご飯もおかわりし、さすがに満腹満足というか、腹の辺りがちょっと苦しいぐらいになる。そして「やはり薫風書林は偉大でしたね、彼であればご飯とキャベツをもう一杯ずつは食べられた筈ですよ、ほんとに惜しい人でした。ははは」と番茶を啜りながら話すと皆が一様に深く頷いた(◎注が最下段にあり)。今日のスポンサーは東京にいるソルボンヌK子さんの由で感謝感謝。

 食事の後は〈キャッツアイ〉でカラオケ。受付で時計見るとまだ7時10分。満腹でビール類は入らないのでウィスキーW水割り(得体の知れない味)二杯とウオッカ・トニックを1杯。初めてご一緒した道草さんが、スピッツユニコーンなど自分からみると若向けの(あくまで自分からみればであるが)の曲をなかなか上手に歌うので感心するが、彼は一回り若いのだから、そう不思議なことでもないわけだと納得。いつものとおりアユミちゃんの美声に聞き惚れ、じゃんくさんのクルマに送られ、頓宮神社近くホテル・ハシモトで道草さん、円山でアユミちゃん、をおろし零時過ぎ帰宅。本日の気温、11・2〜19・0℃。シャワーを浴びて3時近く就寝。

 *注:「そして」から「頷いた」まではスガの頭の中だけの話で、実際には起らなかったことを記しておく。