須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 アマノ氏歓迎会

 午後1時起床。曇り。サッカー:清水エスパルス1−1ガンバ大阪のテレビ中継をラジオで流しながら、トースト3、クリームチーズ、ピーナツクリーム、ミニ餡パン1、ホットミルク、カフェオレ、紅茶、冷水にて第一食。古本2点入力。18点UP。6時過ぎ出。

 地下鉄で札幌駅。東豊線栄町行き乗り換えのホーム上で薫風書林佐々木氏と遭遇。新道東駅改札でヘビメタ風?(それともパンク?)ファッションの似合う薫風次女アユミちゃんと合流。7時前、じゃんくまうす太田氏宅到着。大阪から来ている太田氏友人ジャック・アマノ氏(マジジャンみたいな名前だな)に挨拶。じゃんく息子快君入れて計六名で太田氏クルマにてトンカツ屋〈玉藤〉へ。珍しく混んでおり、席が用意される間の5分ほど待たされる。ここで、レジ横に「ご自由にお持ち下さい」と置いてある食パンの耳を、帰りにはなくなっているかもしれぬと予測し、早くも確保しておく。いやあ、家に持ち帰ってワンコにやるんですよ、はは、というような顔をして、スガは2袋、薫風は1袋。これでパンを二日は買わなくて済む、とお互いニンマリしつつ。佐々木氏とアマノ氏の「火山噴火の影響で、大阪から飛行機が飛べずに来られないんじゃないかと心配してました」「いやいや、あれはヨーロッパの話だから」という珍妙な遣り取りを聞いて、アイスランドの火山が噴火して欧州の航空事情にも影響をもたらしているのを初めて知る。

 自分はヒレカツ2、エビフライ2定食を頼む。赤出し味噌汁、タケノコ五目ご飯、梅葉五穀ご飯を各1、薫風氏に負けじと、キャベツもおかわりし、快君の残したヒレカツも1ヶ戴く。アユミちゃんが携帯電話で、巨人ーヤクルト戦を映し出し、巨人ファンのアマノ氏に、勝ってます、と見せているを眺めながら、世の中の流れに大きく取り残されている自分を再認識。かといって追いつきたいとも思わないのだけれど。アマノ氏、小池一夫の〈劇画村塾〉出身なのだそうで、同期生には高橋留美子原哲夫などがいるとか。今夜はアマノ氏の歓迎会なのだが、自分の払いも太田氏と佐々木氏にお世話になり、例によってご馳走になってしまう。

 カラオケ〈キャッツアイ〉に移動。ビール、ウィスキー水割り、焼酎水割りを飲む。トンカツ屋で食べ過ぎたか、ツマミには手を出せず。アマノ氏の熟練の歌唱、それに10カ月ぶりに鬼束ちひろを歌うアユミちゃんの美声、太田父子のデュエット「男女」などを聴く。今回、自分は、洋曲はマット・モンローロシアより愛をこめて」、タイガース「Smile for me」の二曲のみ、クールファイブ、青江三奈島倉千代子、左とんぺい、北原ミレイ、などの初物を試み、調子に乗って声を枯らす。肩揉みマッサージのサービスを佐々木氏より受け、生き返る思い。繰り返して書けば、今宵はアマノ氏の歓迎会なのであるが、ここでも最も年長なのにご馳走になってしまう。じゃんくさんのクルマで北大前経由にて帰路へ。こちらのオウム真理教の実験棟みたいな不気味な外見の店が有名な薫風書林でございま〜す、と観光ガイドよろしくアマノ氏に指し示し、円山で降りるアユミちゃんと抱き合って別れを惜しむ薫風佐々木氏を一瞬羨み(もちろん「抱き合って」以後はフィクションなのだが)、哀愁の南平岸へ(真駒内石山堂番頭さんの言い回しをマネしてみる)。薫風佐々木氏宅を廻って零時半帰宅。

 今日の気温1・5〜11・6℃。「ラジオ深夜便」で立松和平井上ひさしの話(アンコール放送)を聴きながら、ウィスキーお湯割り2、玄米茶。午前5時就寝。