須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

短い月曜日

 朝、インコの金之助が何時間たってもカゴの外に出たままの状態で、いくら説得しても一向に中に入ろうとせぬのを、勝手にしなさい!と業を煮やしてこちらが寝室に行ってしまったので、3時に目を覚ましたついでに、何処かに遭難していないかしらん、と心配で様子を見に行き、止まり木に止っているのを確認して出入り口を閉める。それから5時までネット徘徊し、このまま起きれば真人間になれるのにまた眠り、午後8時起床となる。

 即席麺、トースト、アンパン、甘納豆、牛乳、紅茶で第一食。

 メールチェック、入金2件、注文1件。オースティン「マンスフィールド・パーク」。この分、受注確認メール送ると10分後にはJNBで入金されて来た。いいお客さんなり。ネットで、郵便振替、ぱ・る・るJNBの残高照会をし、持ち金の計算をして暗然とし、冊子小包3ヶ作成。

 すぐに12日が過ぎ13日となり、決死の覚悟でゴミを捨てに夜の外界へ出てすぐ戻り、そのケガレをすぐさまシャワーで洗い流し、国産牛の焼き肉、鱈子、米飯で第二食を済ませれば午前4時過ぎ。NHKラジオ深夜便、往年の朝ドラ「鳩子の海」の主演女優藤田美保子がゲスト。俳優業よりも現在は絵や俳句の方でご活躍らしいが、がはは、がはは、と笑う声がよく響く。背丈と口の大きさが印象的な女優さんであったが、笑い声も大きい。

 5時から入力8点、7時半から日記を書く。当分売れないであろうと踏んでいたのに注文の来てしまった「佐々木洋一詩集」(思潮社 新鋭詩人シリーズ6 昭和54年 初版)を読む。自分のケチ!チャイム鳴って10時半、続けて鳴るので出てみれば、アルバイト学生らしき男が新電話帳の配達。11時就寝。断酒。