須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

食堂調査

 3時15分起床。曇り。1ヶ梱包。郵便局へ行き、振替口座から須雅屋分1万1千130円、妻口座から8980円をおろし、冊子小包を発送。

 羊ヶ丘通りを美園方面へ下り豊平区民センター図書室へ赴き図書返却。30分ほど読書、三階の窓外、すぐそこに名は知らねども風にゆれる樹木の緑あり、椅子の座り心地ちょうどよろしく、周囲の他人さえ気にしなければ真に好ましき環境。先回に来室した時に見た覚えのある老人がいる。また新聞を読んだいる。他にも何人か見覚えのある顔の高齢者がいる。毎日日課として来ているのかもしれない。悲しいなぁ、人生は。と、無常を感じながら、顔のいい沢木耕太郎の「無名」という本を借りて図書室を後にし、空中回廊を歩いて区役所の食堂へ赴き価格体系を調査。かけ蕎麦250円、ラーメン350円。みそ汁が40円、生玉子は50円、ライス140円、小ライス100円。ふりかけ持参で来ればここで100円で飢えを凌いで、一日本を読んでいられるようである。

 帰り、<セイコーマート>へ寄り、NTT7月の二回線分3811円、KDDI7月、8月分計1058円を払い、『週刊新潮』を立読み、セイコー・フレッシュ北海道牛乳1リットル166円を買い、6時前帰宅。

 即席麺、トースト、牛乳、紅茶で第一食。メールチェック、注文2件。ネット徘徊して後、10時半から1時まで仮眠をとり、起きてシャワー浴び、2時から第二食。

 3時から入力、<ラクテン>へ新書館、サンリオの本10点UP。7時から日記を書き、次いで「佐々木洋一詩集」読了。宇宙的、科学的、鉱物的感覚の希薄な、より民話メルヘン的現代版宮沢賢治みたいなところあり。いづれにしろ、署名がなくても一読誰の詩かすぐに分かるオリジナリティを持つリズム感豊かな詩人。他は読んでいないが、この若い頃に書かれた詩篇群は自分にはとても面白い。正午就寝。断酒。雨。