須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

愛しあってるんだなぁ。

 1時の予定であったが、午後4時起床。15時現在、晴、26・0℃、湿度57%、南東の風2m/s。

 トースト、アンパン、カフェ・オ・レ、冷水で第一食。

 メールチェック。<ラクテン>より注文2件。「佐々木洋一詩集」、広津里香詩集「蝶の街」。おお、現代詩が二人のお客さんからとは、雪が降らぬか。でも、どちらも千円だからなぁ、というふうに見なすところが自分の至らぬ点であると最近理解するに至ったのである。なにしろ、1円、10円から出品していらっしゃる方々も多々いるのだから、このネット販売の世界、勤勉こまめにシコシコ二宮金次郎でやるしかないのだと悟ったのである。ああ、売手市場であった古き良き(あくまで古本屋にとってだけどさ)時代が懐かしい。賑わいは夢の如くにですなぁ、反町さん。

 8時、NHK・TV選挙特番をラジオで聴く。毎回愉しみにしている落選風景が今回は見物できないのが残念である。NHKの調査ではいきなり自民圧勝確実の由で、なーんだ、予想通りの展開かよ、と気勢そがれ、愉しみ半減。9時半からNHK、TBSと交互に選挙速報を聴きながら入力する。人間的には決して好きではないが(おつき合いありませんから、本当はどういう人かは知りまへんが)、久米のツッコミはやはりなかなか鋭い。たまにはやり過ぎと感ずる時もあるが、生中継でキャスターが政治家にモノを云うのに批評性などなくてもかまわないのだと思う。とにかくたとえ質問がイヤミであっても、一瞬でも政治家の本音を引き出して画面で見せてくれれば、それでいいのだ。だが、♪都の西北〜、現首相は本音をなかなか云わんのだぁ、そうそれは、♪早稲田の隣〜、とっても凄いところなのだぁ、でも同時に怖いところでもあるのだぁ、♪バカダ!バカダ!バカダ!バカダ!バカダ!バカダ!バカダ!日本のみなさん、とってもおっとせいなのだぁ。
 深夜2時入浴後、第二食。結局、選挙速報、朝の5時までやっていた。そして、それをあまり音の明瞭に出ないラジオで最後まで聴いていた。それにしてもこの歴史的勝利とやら、現状に満足している人たちがそんなにも多いということなのかしらん。キミたち!みんな幸福で愛し合ってるんだなぁ。

 16点UP。7時から日記を書く。11時就寝。断酒。快晴。