須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 銭湯往復

 1月9日、金曜、夜。FMで谷山浩子のパーソナリティーの番組RADIO 1890 WINTER 聞きながら、紅シャケ、肉豆富、みそ汁、米飯、ほうじ茶、カフェオレ。昨日今日、やや気温高めなのか、室温12℃を下がらず。徹夜。

 受注。第一書庫で本探し。午前6時、ラジオ第二で新潮社山崎豊子担当編集者の講演。梱包2。7時半、「ウィークエンド・サンシャイン」。

 午前10時、うどん、ナットウ、冷水、カフェオレ。雪が止んだので11時過ぎ、郵便局往復。ATMで8400円おろす。玄関前の雪を竹箒で掃除中の管理人さんに挨拶。お年を召されたなあ(そういう自分もまた)。大家さんはこの数日、ユンボで駐車場の除雪に余念無し。

 午後1時半就寝。午後7時過ぎ起床。トースト2枚、野菜スープ、カフェオレ、ほうじ茶。

 午後8時、妻と西岡の坂を上る(別行動であるが)。〈AION〉で合流。食糧調達。みそ汁、食パン、まきばの恵み低脂肪乳2、モヤシ、マルちゃん玉うどん、ナットウ2、月桂冠酒一合P2ヶほか計944円。9時から11時、道路挟んで向いの〈スーパー銭湯太陽〉で火曜日以来の入浴(別行動であるが)。二人分で1100円。体、頭と洗った後は元を取ろうとサウナ、露天風呂、ヨモギ風呂、電気風呂を試す。露天風呂を除いて、ロビー、更衣室、洗い場、すべて暖かく、久方ぶりに洗っている時に体が縮こまらなくて済む入浴を堪能。備え付けの洗剤はちょっと薬臭いが全体としては満足する。わが家の浴室は照明と換気扇のスイッチが連動しており、入浴中はずーっと不可避的に換気扇の下の冷気の中で歯をガチガチ云わせながら体を洗わねばならず、一階なので床も冷たいなんてもんじゃなく、凍える寒さ、まるで冬場の露天風呂の浴槽でない場所(椅子とか置いてある休憩場みたいな)にいるような感覚を味わえるのである。これが、年々それはそれは辛くなりつつあるのだ。まあ、それでも外に出向くのは大儀で、また不経済でもあり、やはり家風呂に入れた方がありがたい。だが、ヨモギ湯が効いたのか、帰宅後も体の中にポカポカ感があり、元来温泉好きでもあるしで、たまにはあそこを〈スーパー銭湯太陽〉を利用するのも悪くないと思ったことだ。大枚550円の余裕のある時に限られるけれど。銭湯出てすぐの場所に有名居酒屋チェーンのネオンが輝いており、「ああ、あの〈つぼ八〉でもいい。飲みたいものよのお」と思ったけれど近寄らず、普通の人がビールや発泡酒購入のために寄って行くコンビニエンスストアにも足を向けず、水を飲むため我が陋屋へと帰路を急いだのである(上がってからロビーで待ち合わせはしたが、後は、歩調が合わないので妻とは別行動)。そう云えば、風呂上がりに体重計に乗ったところ52・6キロだった。サウナで流した汗の分を加えると普段は53キロぐらいなのだろうか。

 午後11時半帰宅。〈JazzTonight〉。本日の気温−1・9〜1・5℃。曇り、雪、曇り。チャーハンとワカメみそ汁、カフェオレ、ほうじ茶。買ってきた酒はあるが断酒。ニュースで吉行あぐりが今月5日に肺炎で死亡していたのを知る。107歳。狸小路の〈中川ライター店〉、今月末の閉店予定だったのが明後日12日に早まった由。昔、道内田舎の小学校は修学旅行で入ったものなり。かく云う自分も。