須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 T小路が危ない?

 午後1時起床。うどん、ナットウ、冷水、胡麻食パントースト2、バナナ2、グレープフルーツジュース、ホットミルク、カフェオレ。

 4時、つのだ☆ひろのミュージックプラザ。7月7日に死亡していたと先月9日に報じられたチューリップのギタリスト安部俊幸の追悼。ずいぶんと親しかったそうで番組全80分を使っての力の入れぶり。後期チューリップよりも、安部、姫野が抜けて作ったオールウェイズというバンドの方がクオリティが高かったと力説していた。だがいい曲もあったのに、なぜかヒットには恵まれなかった由。
 修正箇所をまた一カ所思い出し、○○社へメール。応答なく少々不安。

 床ローラー掃除。8時半、「NHKアーカイブス石川達三」の第1回「自作朗読・風にそよぐ葦」。1800枚もあるそうだが、石川作品では二番目に長い小説だそうで驚く。まだ長いというと『人間の壁』なのだろうか。考えてみるとこの題名が「バカの壁」とか「アホの壁」の大元と云うか、魁なのではないか。丹羽文雄に「君の小説はシツコイからな」と云われて、「君の『厭がらせの年齢』こそシツコイ」と応酬したそうな。

 夜になって、大学生他(?)複数が「イスラム国」に加わるために渡航しようとしていた容疑で逮捕の報。ついに日本でもそうなったか、と思いきや、しばらくすると道新サイトに、うち一人が休学中の北大生26歳とあり、さらに驚く。「そのうち狸小路でこういう人たちがテロを起こすようになるかもしれんぞ」とけっこう本気で妻に云うと、「人の集まる所を想って狸小路が浮かぶのが古いというか、昭和30年代の発想よ」と返される。確かに今は札幌駅などの方がずっと人が多い。田舎の小学生の頃は、札幌というと狸小路テレビ塔大通公園円山動物園しか頭になかったのは事実なのであるが。何れにしろ、どんどん物騒な世の中になってゆく。海で機雷の掃除をやってるぐらいならまだ恨みも買わないだろうけれど……

 最近は野球に疎く、知らなかったのであるが、ヤクルトの山田哲人という若者がヒット192本記録し、日本人右バッターのシーズン最多を塗り替えていた。1位、阪神マートンの214本を越える日本人は今後もなかなか現れまい。今回の山田の記録が藤村富美男の191本を抜いたのが64年ぶりと云うのだから。

 本日の気温、9・6〜13・2℃。1時カツオ刺身、目玉焼き、蒸しモヤシ関係?、米飯、みそ汁(あとは忘却)で第二食か第三食目。断酒。書見少。午前4時就寝。