須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 古本市店番1

 午前5時半目覚め。『北方J』N稿の挿絵案考える。7時過ぎ起床。うどん、ナットウ、冷水、トースト2、マーガリン、ミニ酒まん1、牛乳、カフェオレ、紅茶にて第一食。菊田さんへ挿絵案メール。ネットニュースでキャンディーズのスーちゃんこと田中好子の死を知る。55歳。

 地下鉄で薄野。10時前、狸小路〈ラルズ〉着。萌黄さんご夫婦、同手伝いの薫風書林、吉成君が作業中。薫風佐々木氏の顔を半年ぶりに見る。萌黄さんから道新の石川書店さんの記事切り抜きを貰う。自分はセカンズ夫人と古本市店番担当。11時半頃、道新Tさん来場。連載コラム用の写真撮影。折よく隣のスペースで同時開催となっている家具屋さん催事のソファを無断利用させて貰って。正午半、社員食堂にて昼食。持参オニギリ3と番茶。午前中からぱっとしない客入りは午後になっても回復せず。なちぐろ堂君の台にあった『小説トリッパー』をぱらぱらと見る。30代後半〜40代の女性(なんというか、お洒落なアーミー的服装をしている)に、「社会主義とか学生運動の本はない?」と訊かれる。ここにはないが薫風書林とか萌黄書店へ行くといいです、と奨めると、「でもクンプウリンは閉まっちゃたでしょう、前にあそこで何冊か見つけたんだけど」とおっしゃるので、「いや、今でも3時半ぐらいから6時ぐらいまではやってるんですよ。電話してから行くといいですよ」とお教えしておく。3時頃、吉成君本日二回目の来場。台車で6箱半運び込んですぐに帰る。なんとも熱心なり。5時過ぎから休憩。オニギリ1、持参冷水。20分ほど仮眠。7時半過ぎ、文学館の学芸員Kさん来場。吉成君出品の映画本ほか数冊お買い上げ。8時前、吉成君、本日3回目の来場。この後、事業部の飲み会があって街に出て来たようだが、ついでにデイバックに入れて来た文庫を補充に寄ったらしい。躯から、今回の(今回も、かな?)古本市、絶対売ってやるぞ!という根性光線が発せられている。おそるべし、書肆吉成。すでにかような情熱が自分からは消え果てているのを感ずる。迎えに来てくれた萌黄さんのクルマで霊園前のわが陋屋へ。今回の3回分バイト代と交通費16640円を貰う。これで、どうにか今月も乗り切れるだろう。雨ぱらつき出す。8時半前帰宅。

 今日の気温、3・5〜7・9℃。菊田さんへ再度メール。受注。10時半、豚ロース入りすり身汁、ハンバーグ、目玉焼き、米飯、玄米茶にて第4食。午前2時半就寝。