須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 『札幌古書組合八十年史』刊行!

◎そこに古本屋がいた!
 明治から平成まで、
 北都札幌に生きた古本屋群像の足跡を辿った記録がまとまった!
◎企画から約5年、作業着手から足掛け4年、
遂に『札幌古書組合八十年史』が完成致しました。
札幌市内の古書組合加盟店、及び〈日本の古本屋〉等のネット上で販売されております。
(その後、完売品切れとなりました)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎『札幌古書組合八十年史』 
◯A5版 410頁 カバー付き 札幌古書籍商組合刊 2013年5月15日発行 作成500部 領価2500円

 (以下、その内容)
・序ー刊行にあたって             高木庄治
・第一部 札幌古書組合通史    
 [前編]明治〜昭和51年    (約100頁)高木庄治
 [後編]昭和52年〜平成10年 (約100頁)須賀章雅
    「業界の課題とこれからの展望」 (6頁)佐藤市英

・第二部 座談会         (78頁)
  1[戦前から現在までの流れを追って]ー隆盛期を回顧する
  出席者:高木庄治 瀬木幸彦 外山正 小田祐史 石川昌治
    (司会:佐藤市英)

  2[若手店主の活動と将来への展望]ー目録販売かインターネットか
  出席者:佐藤市英 石原誠 前田弘己 須賀章雅 高木庄一 大西智史 (司会:吉成秀夫 高木秀了)

  3[新入組合員を中心に]ー新時代の古本屋を想い描いて
  出席者:石山府子 堤清寿 田原洋朗 三浦健太郎 渡辺和見 (司会:佐藤市英)

・第三部 札幌古書店関連年表    (92頁)
     (付「巻末フォトグラフ」ほか)

・あとがき                  佐藤市英

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎弘南堂高木庄治さん執筆「通史前編」は壮大な長篇小説のよう。思わぬ秘話盛沢山の三つの「座談会」も楽しい。詳細な「年表」は圧巻。そして、スガ執筆の「通史後編」は……。
全体として、「読める組合史になっているのでは」(編集委員長の市英堂佐藤市英さん談)と、存じます。執筆者の一人として、また、一読者の立場からみましても、古本屋にご興味をお持ちの方には、なかなかに面白い内容になったのでは、と思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岡崎武志さんがご感想を書かれています。
http://d.hatena.ne.jp/okatake/20130523
*北九州組合の草木堂書店さんが紹介して下さいました。
http://www46.atwiki.jp/kosyokitakyu/pages/22.html
紀田順一郎さんが紹介して下さいました。
http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2013/061901/index.html
*kanazuuuさんのブログ「秘密の飴玉」に拙著とダブルでご感想がひっそりと。
http://kanazuuu.exblog.jp/20403301/