須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 ラルズ古本市搬入

 午前6時就寝。7時半にラジオ録音のために一度起床。再眠を試み、うとうとしたところで9時過ぎ起床。曇り。『北方ジャーナル』連載挿絵の菊田さんから着信あり、急ぎ返信する。うどん、冷水、グレープジュース、ホットミルク、カフェオレにて第一食。
 10時直前出。10時集合とて、タクシーで月寒西の亜本屋さん倉庫へ。650円費消。亜本屋さん、游書館小林君が伊藤通商のトラックに、すでに第一倉庫分(全体の三分の二)を積み終え第二倉庫に向かうところ。同じ倉庫を借りてるセカンズさんもラルズ用に作業中で一足先に赤帽車にて大通方面へ。15分ほどで、亜本屋チームも第二倉庫分を積み込んでラルズへ。車中、小林君から、本刊行後の文筆の方の景気は如何なりや、と問われ、「以前と変らんよ」とありのままを答える。11時前、ラルズ着。正午前、古本市会場の8階に荷物の積み上げ終了。次いで陳列開始。岩田さん、夢さんに挨拶。会場では、萌黄さんの手伝いにしばらくぶりに復帰した薫風書林佐々木氏がやはり本を並べていた。体調が復調気味らしい(?)のは嬉しきことなり。1時半から社員食堂にて15分昼食休憩。持参オニギリ2と番茶。前回の古本市会期中に拙著を購入して戴いたラルズの店長さんから、「楽しく拝読しました」とのご感想戴く。須賀本の中に岸上大作が出て来て驚かれた由だが、文学の知識は全然ないと謙遜されながら、その昔、角川文庫『意思表示』も持っておられたそうで、さらには目の前で「声なきこえを」の一首を諳んじられるのには、こちらこそ驚かされた。また、短詩型の持つ強さにも。4時、亜本屋さん分の陳列完了。6千円を戴く。小雨の中を(と云ってもアーケードを歩いたのだが)、狸小路三丁目〈セブンイレブン〉往復、コピーした拙著の『道新』書評記事、『室蘭民報』記事も使い、論創社から届いていた『貧乏暇あり』を陳列。萌黄さんのクルマに乗せて貰い、5時半帰宅。本日の気温、5・5〜12・7℃。
 シャワー。『北方ジャーナル』連載原稿に向かう気力なく、NHKラジオ第二で「あるがままの俳人 一茶」を聴きながら、茶碗蒸し(カニかまと鶏肉入り)、ブリ塩焼きほかと、米飯少、ウィスキー・ブラックニッカ・クリアブレンド(薫風佐々木氏からの)のお湯割り3杯、ほうじ茶。何度か舟を漕ぐ。午後10時就寝。