須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 『スロウ』を見る

 午前11時半目覚め。正午過ぎ起床。冷水。12時現在で26・6℃、湿度61%。

 1時過ぎ郵便局。フリカエ分15100円おろす。快晴。でも暑いぞ。灼けた路上で餌をあさる鳩を見学。<セイコーマート>でガス代5月分5976円支払い、低脂肪乳2、卵、計408円購入。雑誌『HO!』と『スロウ』立ち読み。『スロウ』は一番下の棚にタイトルだけ見えていたのを、札幌石山の<なかの養蜂店>が紹介されているのを思い出して手にとる。他店では扱っていない生蜂蜜というのが好評らしい。店主中野朗氏が防虫網付き帽子を被った作業着姿で巣箱点検をしている写真あり。本ばかり読んでるんじゃなくて、ほんとにマジメに仕事していたのだなあ、と心を打たれる。同じ『スロウ』に取り上げられているバードナントカ制作者の女性。アトリエの名前からして、この人はもしかすると作家志望者でうちの古本のお客さんでもあった◯◯さんの奥さんなのではないか。思いがけぬ場所で意外な(或るいは意外でなかったりの)発見があるものだ、と一人感心(して帰宅後調べてみたところ違っていた)。前回来店時にあった『KAI』は売れたのか見当たらず。2時過ぎ帰宅。

 梱包4。9時、うどん、ナットウ、冷水、カフェオレ。床ローラー掃除。零時から過去目録より入力。1時10点UP。今日の気温、18・9〜27・3℃。山下武さんが6月13日に没していたのを知る。亜本屋さんの目録創刊号に触れた文章が何かの単行本に入っていた筈。まったくのうろ覚えであるが、その謙虚な初心忘れぬよう今から釘を打っておく、とかいう文言で、亜本屋さんは嬉しかったかもしれぬが、高所からのその物言いに、へぇ、と自分は驚いた覚えがある。ちょっと、古本の妖怪、というイメージの人だった。シャワー。書見。午前5時半ぐらいに就寝。