須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 引っ越し手伝い3、プチ新年会1

 午前11時起床。9時現在、曇り、1・5℃(最低−1・7、最高5・3)、湿度79%。うどん、ナットウ、冷水、トースト、クリームチーズ、ミニあんパン、牛乳、カフェオレ、紅茶。地元デパートの丸井今井破綻の報。丸井さんと「さん」づけで道民から呼ばれるのはここだけであったのだが。

 正午前出。地下鉄でススキノ。12時半、亜本屋さん着。昨日に続き美術本を縛る。縛りまくる。途中、お客さんが二組来て買ってゆく。引っ越すと聞くと、店がなくなると聞くと、本が見られなくなると思うとこうなる、客が来る。十数年前(?)まで札幌市内にあった雑貨屋<ブルーハウス>みたいに古本屋も毎月のように閉店セールをやったらいいのではないだろうか。最後、大判美術書を縛り、棚の上に置いてある、机の天板のような巨大豪華画集を降ろして終了。4時半となる。バイト賃4千円貰う。『三島由紀夫十代書簡集』借りる。

 <じゅんく堂>1階を徘徊。次いで地下街<紀伊國屋>。<小鳥の広場>のセキセイインコさん達をしばし眺めて心和んだ後、地下街<富士メガネ>へ。一昨日の調整は今イチであったが今日は一発でフィットした。ここの人は上手いので今度からちょくちょく寄ろう。再び地上へ。丸井デパート前でテレビ局らしき5人程のユニット。夕方のローカルニュースでよく見る男がカメラに向かってしゃべっている。<じゅんく堂>へ戻り『びーぐる』の2号を頼む。

 地下鉄東豊線に乗り新道東へ。7時半前に駅着。じゃんくさん父子に合流。12月12日の忘年会で遅刻したが今日は間にあった(http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/20081212)。ほどなく薫風佐々木氏と次女のアユミちゃんも現る。じゃんくさんのクルマで回転寿司<トリトン>へ。寿司屋と名のつく場所は3年半ぶり、回転寿司は十数年ぶりか。しかし寿司は決して嫌いではないのである。むしろ多くの日本人のように大好きなのである。シートに座ってボックス席で寿司を喰らうファミリー数組を観察しながら、お人好しなのか目先の利益に囚われてか、日本が外人に刺身や寿司の美味さを教えたのはまずかった、これからはだんだん上等な魚は食えなくなるから今のうちにせいぜい食べておいた方がいいよ、などとアユミちゃんに話しながら30分近く(?)待つ。ようやく席が空き、乾杯。ほか三人はお茶とコーラ(?)、佐々木氏と自分は生ビール、それにエビだし潮汁も頼む。さきほどの自分たちのように待合席でこちらを、じとっ、と見つめるファミリーを1・5メーターほどの通路挟んで横にして、寿司各種を佐々木氏と競うように喰いまくる。じゃんくさんチャイルドの今春中学生になる快君はミニハンバーグ寿司を一気に何個か平らげていた。1時間ほどいて満腹満足。じゃんくさんに御馳走になる。

 二次会はクルマでカラオケ<キャッツアイ>へ。自分はウィスキー水割りダブルを数杯。アユミちゃん、スガ、じゃんく太田氏の順番で歌いまくる。アユミちゃんの歌声に聞き惚れる。暖房効き過ぎで途中から切ってもらう。王様の「深紫伝説」「飛んでるジャックの稲妻」で笑いを得る。11時まで。じゃんくさんに奢らる。

 じゃんく車で移動中、<セイコーマート>へ。甲類焼酎と乾物、柿ピー、ポテチなどを調達。じゃんくさんに御世話になる。じゃんく邸に着くや、最近導入された新マッキントッシュの姿を拝む。その眩き神々しい姿に皆で呆然、騒然、垂涎。わあ、いいなあ、すっげえ、と声が上がる。ディスプレイはウチの4倍ぐらいありそうな大きさ。お客さんから贈られたという銀河ビール、カン酎ハイと、買ってきた焼酎の水割りを飲みながら、零時からの唐沢俊一企画司会「BS熱中夜話/マニアック映画ナイトその1」を観て大いに笑い、楽しむ。番組終了後、スガが自作詩の朗読を押売り。先日のススキノと同じ四篇読む。唐沢・ソルボンヌ本を10冊ほども貰う。ハヤカワ文庫『育毛通』は是非読んで参考にしなければ。
 じゃんくさんに送られて円山経由で午前2時半頃帰宅。ウィスキー水割り一杯、玄米茶。午前4時頃就寝。