須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 キセキ新作、中島公園散策

  午後3時半起床。15時現在、曇り、22・7℃(最低20・3℃、最高23・6℃。)、湿度74%。受注『中勘助自選随筆集』創元文庫全2巻。うどん、ナットウ、冷水、トースト1、牛乳、紅茶。ラジオで「TOKYO JAZZ 2008」。

 6時出。地下鉄で幌平橋。6時半前北海道文学館着。入口で前を歩かれていた野坂先生に挨拶。「キセキ gozoCine」新作上映会。『現代詩手帖』の編集長さんも来場しており副館長と吉増さんが参加者に紹介。ずいぶん若いんだね、という声が後ろの方から聞こえ、思わず、だから◯◯なんですよ、と声小さく云う。「gozoCine」は「紀子フィルム」「月山ー命の風」「大手拓次フィルムーI・W氏の犬と」。基本的に「◯◯フィルム」とタイトルの付された一連のシリーズは亡くなった人へのオマージュなのだと勝手に思い込んでいたので、生きて会場にいらしてもいる柳澤紀子さんのOHPフィルムが画面の何割りか覆っている映像を観るのは不思議な感覚だった。8時半終了。

 ふと思い立って中島公園散策。池の縁を歩いていると、クアッ、と鴨が鳴いた。ベンチに背広を着た男が熟睡、家出をして来たような荷物両側に置いて、小犬を連れたチャーミングな女性がベンチでカンビール飲みながら携帯電話の画面見ている。後学のために売店の前で価格体系確認。枝豆200円(うろ覚え)とか案外安い。池の脇を通っていると、ばさっ、ばさっ、と上空から羽音がしたので見上げれば、至近距離を大きな鳥が飛行中、クアッー、と大きく一声鳴いて池の向こうの叢に降りて行った。この怪鳥も鴨なのだろうか。豊平館キタラの前を通り、幌平橋駅から地下鉄に乗る。夜のこの公園は実にスリリング。怖いオニイさんたちが屯していたり、覗きに間違われるのを懸念して今までは近寄らなかったが、来年の夏あたり薫風書林氏とビールを飲みに来てみようと考える(と思うだけで実行はしないと思うが)。

 <Maxvalu>でグレープフルーツジュース低脂肪乳、マルちゃん玉ウドン、トイレペーパー、酒温情2リットルパック、計1650円調達、9時半帰宅。10時半、レトルトカレーライス、冷水、ワッフル、紅茶。1時〜3時、入浴と散髪。ネギとキノコ(タンバシメジ、ブナピー)マヨ焼き、高菜漬けとワサビ漬け、タコ焼き、燗酒三合、玄米茶。4時台、五木寛之「わが人生の歌かたり」。午前8時半就寝。