須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 ガス点検、昨日の検討

 午前11時目覚め。二度寝。正午目覚め。三度寝。2時、ガスの定期点検で起こされる。案内状が入っていたらしいが、見ていなかったのでちと焦る。三年後にまた来るそうだが、三年経ってもまだオレは此処にいるんだろうな、と思うと憂鬱になる。まあ、橋の下よりは遥かにマシなのであって、三年後も此処で生きていられるように、橋の下にならないように少しは奮起しよう。と3時間ぐらいは胸に決意抱き続けるのだがね。

 12時現在、晴、19・8℃(最低18・4、最高21・0)、湿度77%。15時現在、雨、19・2℃、湿度83%。適度な雨は元々好きで大歓迎。店売りやめてからはなおのこと。牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水にて第一食。日記。

 昨日の交換会における事業部員の仕事であるが、自分は今期、長年やってきた発声係ではなく集荷配送係であり、これは比較的に肉体労働の多い部門である。開札がすべて終わると、ええ、集荷ありませんか?おセンにキャラメル、ビールいかがすっか〜?と球場の弁当売りアルバイトよろしく声に出して会場を周り、荷物を降ろし、運送屋さんのクルマに積み込むお手伝いをするのだ。会場で落札した本を箱詰めしたり、縛って1階入口外に降ろすのは基本的に落札者がやることになっているのだが、中にはそのキマリを忘れている人がけっこういたりする。今回も動いている間はなんとも思わず台車に、えっさ、ほいさ、とダンボール積み込み、この年にしてはしなやかな腰使いで(と自画自賛、でもなんか中井英夫がよろこびそうな表現)一階入口前に降ろしたのである。薫風書林、セカンズの両氏も手伝ってくれて助かったのである。が、一晩寝て、今日になって考えてみると、まあ、◯事長の分はお年だし、なにせ◯事長であるから仕方ないとしても、自分と同い年の◯事さんの荷物までなんでオレが運ばなければならなかったのか、との疑問が湧いたのである。でも、1時間遅れると連絡のあった運送屋さんが来るまでの荷物の見張りを快く引き受けてくれたし、自分も何かとお世話になることもあるのであり、古本屋は皆兄弟、一日一善、愛は地球を救う、相互扶助の精神で行きましょうということで、あまり厳密、深刻に考えるはやめておこう。ちなみに前文の「古本屋」から「救う」までは、うそぉ〜、むり、ホラ吹くな、と普段から自分には無縁の言葉ばかりであり、「行きましょう」を考え出すと過去の自分を振り返ったりして、してもらったことのおびただしさや、してあげたことの微量さを突きつけられ、ぎゃあ!と叫び寝られなくなるので(でも結局寝るのであるが)やはりもうやめておこう。

 5時半、うどん、ナットウ、冷水、モンタボーのトースト1、レーズンパン1、牛乳、カフェオレ、紅茶にて第二食。入力。野茂が引退の意向。五輪野球代表24名発表さる。

 零時半16点UP。1時半〜4時作業。鶏海苔巻き揚げ、貰い物生ハム、キャベツとネギ炒め、水菜とカブ浅漬け、蒸しモヤシとメカブ和え、白鹿二合、紹興酒コップ半分、玄米茶。午前7時就寝。