須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 緊急入院!

 1時半起床。12時現在、曇り、22・5(最高気温24・8℃)、湿度85%。昨日より10度も低い割にはすごく蒸すのでさほど涼しく感じない。やっぱり暑いわい。本州では昨日に続き40℃越えた地域あり。恐ろしい。冷水、牛乳。15時現在、曇り、22・6℃、湿度81%。16時、先週ススキノ出張のため聞き逃したスティヴィー.ワンダー特集聴きながら、ロールパン2、食パン1、チョコレート、カフェオレ、ぬるい紅茶、冷水。発送3、受注2「わたしの部屋」、小林信彦「つむじ曲りの世界地図」。

 昨日文教堂恊治君に頼まれていたエッセイを「札幌の古本屋」へUPしてみると「エッセイ」欄ではなく「組合ニュース」欄に表示されていた。これはマズイぞ。須賀の漫文が全国のお客さんへの札幌組合からのお知らせとして載っているなんて他の古書組合員から総スカンを喰らってしまうわい。狼狽して移動か削除を試みるが果たせず。メールと電話で恊治君へSOS送るがお墓参りでも行っているのか不在。しばらく事態の推移を見守ることとしたが、急に方法が分かったので(ボタンが画面のずっと下にあって見えなかった)ひとまず削除。

 7時前、<ホーマック>へ。巻きダン、セロテープ、クラフトテープ計1467円調達、8時前帰宅。

 恊治君から連絡ないかとPCを見る。ぎょっ、とする文字がディスプレーに。わが友にして(あちらにとっての自分がどういう位置にいるのかは分からないが)札幌の天才的とも天災的とも称されているジャーナリスト小笠原淳君のブログ「小笠原劇場」が更新されると自動的にメールが配信されるようになっているのだが、『【速報】小笠原淳 緊急入院のお知らせ』というのが着信していたのだ。
http://ch10387.kitaguni.tv/ 衝撃的な添付写真に、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、と驚き、死ぬのか、あいつ、もう、だめなのか、あいつ、あんないいヤツだったのになあ、ああああああああああ、と絶望感に打ちひしがれ、やはり人間の命というのはハカナイものだ、人生はムナシイものだ、小笠原〜、オガサワラよぉ〜、何で急にいっちまったんだあ〜、サミシイぞ、悲しいぞ、と心ゆくまで涙に沈もうと思ったのであるが、一方では、追悼文集が出来る時には自分はそうだ、「書いた、喫った、飲んだーさよなら小笠原淳」というタイトルで一文を草しよう、なぞと早くも決めていたのだけれど、また心の何処かでは、やっぱりそうなるものなんだなあ、傍目に見てもカラダに悪そうなことばかりやっていたもんなあ、という感慨が湧くのも禁じ得ないのだった。が、あらためて、小笠原君の後輩金子君が書いているらしき記述を読むと、特に重篤というわけではないどころか、二週間の入院で社会復帰が可能らしい。ということで、やれやれと安心したのである。ここはひとつ、日頃の厚情に感謝し、今後の付き合いを考えると、心象をよくするべく明日一番に見舞に行きたいところなのだが、取りあえず命に別状はない由なので、来週のセリの帰りにでも寄ってみようと薄情にも思うのだった。しかしホントに他人事ではないのである。彼は生命保険に入っているからまだ入院が可能なのだ。それに何よりまだまだ若いし、体力知力も衰えておらず、交友関係が広く、実に多くの友人、知人、ファン(女性多し)に愛されているから、本復後は引く手数多で、より一層充実した仕事が可能になるのではないか。そこいらへんが自分とは違う。まあこれもひとえに自分の人徳のなさ故である。はあ〜。一旦、病に伏せれば、誰からも相手にされず、忘れ去られ、路傍に窮死するのは、これ須賀の末路の間違いないところ。ああ、目に見える、寂しくキビシイ晩年。しかし、病院の看護担当の女性の方、つまり看護婦さんがキレイだそうで、ちょっと羨ましいのであった。

 街へ行った妻にチェック頼んでおいた詩誌の情報。「その男縄手」が入選。自分は土俵際残った状態といったところか。日記書きながら、23時〜1時「伝説のスパースター2」。途中、トリ砂肝唐揚げ、糠サンマ、メカブイカ和え、米飯、きざみ揚げとワカメのみそ汁、麦茶にて第二食。2時、TV五木寛之仏教旅半分観る。中国とおフランスの仏教事情。3時、入浴。日記。14日、琴桜佐渡ヶ嶽前親方が死去。7時前就寝。断酒。