須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 今日からはまっとうに

 午前6時目覚め。6時半起床。早朝から快晴、快適。ああ、世界はいまだ美しい。やるぞ。今日からはまっとうに生きるぞ。うどんカブの葉入り、ナットウ、ホッケと馬鈴薯のマヨネーズ焼き、鶏唐揚げ、鶏ナンコツ揚げ、ゆでモヤシ、冷水、牛乳、カフェオレ、紅茶、チョコレート。9時現在、晴、16・6℃、最高気温20・6℃。梱包1。正午前に冊子とゆうパック発送計4、ヤマトメール便で妻目録11通。受注、ヘンリー・ウェイド「リトルモア少年誘拐」クライム・クラブ。松坂6点取られ五回降板。ロシアが活き蟹の輸出を全面禁止に。欧州産ウナギが輸入規制、蒲焼き値上がり必至の由。まあ、我が家の食卓にはほとんど関わりのない話だが。
 4時半から6時、仮眠。7時、ミニ餡パン2、バナナ1、牛乳、コーヒー、紅茶。7時半からワープロ。8時台、柳生十兵衛最終回。冒頭10分、居間の時計が遅れていたのに気づかずに見逃す。9時から12時、ワープロ。1時入浴。牛バラと大根スープ、時鮭、冷奴、厚揚げ、カブ漬物、水割り2。
 狸小路ドンキホーテ>で中国系観光旅行団体客と思しき皆様方が、全員一致団結してたいそう楽しそうににぎやかに買物していたそうな。金があるんだなあ。シャンプー求めて入ったわが妻はドンキホーテの値段にさえ折り合いつかず、何も買わずに手ぶらで出て来たというのに。

 夜が明けて今日6月1日は須雅屋の開店記念日。86年の6月1日だった。あの時、古本屋になったばかりで、もちろん決して栄耀栄華を極めていた訳じゃなけれどまだ未来に希望だけはあったあの日あの時から21年、ああ、思えば随分没落したものなり。午前8時半就寝。早くもあしたのために作戦が危ういのであった。断酒。