須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 早過ぎる

 2時起床。12時現在、雨、9・6℃、最高気温10℃。ロールパン2、ミニ酒マン1、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。統一地方選挙投票日。花祭りにして高浜虚子忌でもあるらしい。梱包1。受注1チャペック「こいぬとこねこは愉快ななかま」。ヤンキース井川、A・ロッドの満塁HRなどでチームが逆転して負けはつかなかった。強運というべきだが、あと二試合のうちに結果を出さなければ中継ぎに回されるか、下に落とされてしまうだろう。次は押さえてもらいたいもんだ。
 6時過ぎ、平岸高台小学校へ投票へ。意中の候補がいない場合も、あの人には当選して欲しくないなと眺めていた人が僅差で勝利した場合に、その原因の一端が自分にもあると思うのはイヤなので最近は清き一票を投じに大概赴くのある。帰りは薄闇の中を昔棲んでいた4条17丁目界隈を通って<Maxvalu>に寄り、玉うどん、牛乳、モヤシ、醤油、白鹿酒カップ、ウィスキー・トリスブラック、計1131円を調達、7時帰宅。「風林火山」。
 8時になって1分経つや経たずで北海道知事は高橋はるみ当確と出る。シェ〜!早い。早過ぎる。これでは何も楽しめないではないか。「みなさーん、みなさんは、野球、とーっても大好きですよねぇー!」とか、「私は、北海道の子供たちがだーい好きでーす!」 とか、「道民のみなさんは、私の家族でーす!」(某知人目撃談による) などと貼付けたような笑顔で街宣車から呼びかける元官僚のこの人が、道行く札幌市民や全道各地の住民のみなさんの圧倒的大多数からは、陣営の狙い通りになんとなく安心のできる親しみやすいオバさんの如く見えており、そこが受けているのだろうなあ。画面に映る選対事務所に武部と橋本聖子の嬉しそうな顔が。9時10分頃、上田文雄が市長当確。予想ではこちらは零時過ぎと云われていたので拍子抜けした。上田市長の勝利インタビュー、会場に横路孝弘や小檜山博さんの顔が。その後に映された落選者の弁。見るからに消耗しており、立っているのがやっとという風で、「大丈夫っしょ。十二分に勝算あるべさ」「まかせておけって。きっと当選させてみせっからさ」とかなんとか云われて担ぎ出されたのだろうが、この姿にはホンのかすかに同情の念さえ覚えるほどだ。「こんな時はカラオケへ行って坂本九の『明日があるさ』を酒でも飲みながら思いっきり歌うことですよ。きっとなおさらムナシクなって立ち直れなくなりますから」と、来る日も貧窮問答歌を歌っている明日なき自分が思わず声をかけてやりたいくらいにやつれ果てているのだった。支援政党は相手側のネガティブキャンペーンまでやったのに御愁傷様である。道議ではスケートの堀井学初当選。
 9時、ミニハンバーグ、モヤシ炒め、十六穀ご飯、大根おろし入りみそ汁、緑茶、チョコレート、カフェオレ。零時40分、27点入力。1時入浴。3時から執筆。5時から冷奴、鶏酒蒸し、タコワサビ、野沢菜昆布、大根梅シソ漬け、燗酒1、ウィスキー水割り3。午前8時就寝。