須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

ううう〜ん、ううう〜ん

 11時半電話鳴り、起き出すが6回程で切れる。根性がない人だな、と思いつつまた横になる。押入から妻のううう〜ん、ううう〜ん、と云う魘されているような声がずっと続いている。不気味なり。昨夜、ちょっと喉が痛いの、風邪の引き始めみたい、と自己診断しつつも夜更かしをしていたみたいなのだが、どうやら症状が本格的になってきたらしい。

 2時起床。鈍き腰痛少しあり。冷水。12時現在雪、−1・7℃、本日最高気温−1℃。ネット徘徊や灯油の補充や、あれやこれやですぐ4時近くとなり外出。

 郵便受けに国保督促状。期別:7/督促額3600円/納期限17年12月30日/督促状発付日18年1月25日/指定納付期限18年2月3日と印刷されているハガキである。先ほどの電話は、こちらが受話器を取るのを待ちきれずに切れたこと、それは即ち朝寝昼寝が日常たる須賀の普段の生活パターンを知る知人友人や、どうしても須雅屋在庫の或る本が欲しいというような切迫した理由を持つお客さんなどの、10回以上コールされるのを辛抱強く待ち続ける人種からではないということであり、新しい短期保険証が交付される2月末日が刻々と近づきつつあることから推察して、ぱっと真っ先に思い浮かぶのは、区役所の保健課からの催促なのである。で、郵便局にて振替口座から3060円、同じく妻口座から1万5千円をおろし、国民健康保険料納期限8月1日の2期分3600円を取りあえず払い込む。そして来月は中旬までに何期分かを払い込み、新しい国保証を受給できるよう最大限の努力するのだぞと自らに言い聞かせる。

 sub駅近辺まで降りて行き<あきおか薬局>でヴィックスのど飴とアルミホイル(計436円)を調達して後、<Maxvalu>でいろいろお買物。常食のうどん、とうふ、ナットウ、もやしの他にキャベツ鰊漬け、カップスープ、バナナ、キリン・アミノサプリを病妻用に、サバ水煮缶、串カツ、メンチカツ、ブラックニッカ・クリアブレンドを自分用に買う。計1925円。

 5時近く帰宅。住処のMS前で薄暗い空をネグラへ帰る鴉十羽ほどを見る。10日ほど前、帰路を急ぐ鴉の大編隊に見とれて空を数分の間仰いでいたのが4時25分ぐらいであったので、日が伸びるに従って徐々に鴉達の帰巣時間が遅くなりつつあるということなのだろうか。

 カフェオレと冷水飲んで梱包二ヶ。起き出してきた妻が焼いたホッケと鰊漬け、米飯、ミソ汁、麦茶、黒糖あんパン2、紅茶にて第一食。7時半、ラジオでNHKTV「北海道クローズアップ/厳しさ増す生活保護の暮し」を聞く。日本国の中でも北海道は人口に占める生活保護者の割合が多い土地の由で(全国平均の約二倍)、三笠市などは住民22人のうちの一人が生活保護を受けている計算になる由。いやあ、今後のためにも何かと勉強というか、大いに参考になったことである。8時、二ヶ月ぶりに唐沢俊一「ブジオ!」。ゲストは講談師神田陽司。風邪ひきの妻、毎回の如く喉の痛みに加えて熱も出て来た由で、「ブジオ!」終わって寝室に下がる(なんか大邸宅みたいだが)。久方ぶりに日記をやるべえかとPCに向かったところで<楽天>から受注一件。長谷川櫂「俳句の宇宙」。2月6日までにお金送ってね。のメール出すと即送金されてきたのでまた梱包。

 零時前から日記。1時半から4時半、布団にもぐり、半年ぶりに「朝まで生テレビ」をウィスキー水割りを飲みつつ、ううう〜ん、ううう〜ん、と押入から妻のうなり声のする寝室にて見る。ライブドア・ショック。途中30分ほど居眠り。終わって居間で水割り、6時半就寝。