須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 久しぶりの来訪者

 午前8時半目覚め。10時15分起床。寒。牛乳、紅茶、冷水。日記。郵便局で金おろし国保05年度6期分3600円払い込み、<セブンイレブン>ATMで金おろし、JAで12月分家賃69896円振込み、即帰宅。

 12時現在、晴、−5・8℃(最低気温−10・0℃、最高気温−4・1℃)、湿度57%。トースト2、炙りロールパン2、ミニ餡パン1、カフェオレ、紅茶、冷水受注2、『まど・みちお全詩集』。昨日の『北海道文学全集』のお客さんから電話。いいお店を紹介いただきまして、とお礼を云われ恐縮する。他にも何本か文学全集を持って行ってもらった由だが、それが個人全集なのか世界や日本文学全集の類いなのかが、ちと気になってくるのだった。浅ましき未練。3時から1時間仮眠。

 4時半、『北方ジャーナル』記者小笠原氏来訪。記者は聞きしにまさるわが家の通路の狭さに驚いている様子。秘密の部屋を見せ、あんなポーズやこんな恰好をとって恥ずかしい写真をたくさん撮影される。異常に臆病なインコ蘭丸は終始緊張、胸の辺りがバクバクしているのが目立つほど。

 6時過ぎ、徒歩20分、リブロ平岸さんへ。数分滞在して並び2階の<喫茶開化>へ。インタビュー2時間。調子に乗って喋りまくり、脱線につぐ脱線で話が進まず、1993、4年までの須雅屋ヒストリーで時間切れとなった。十年以上会っていないが、かつてススキノで<Living>というバーを開いていた知人のヒロコさんがこの店を手伝っていると聞いて来てみたのだけれども、すでに辞められており逢えず。ちと残念であったが、実に雰囲気のいい店であり、何がいいと云ってマスターのほかは客もなく我々二人の独占状態であったこと。ちょっとイベントなんかも出来そうなスペース。夜は酒類も出しているようなので余裕ができたらまた寄ろう(おそらく相当しばらくの間は無理だと思うが)。

 リブロさんに10秒ほど顔見せ、平岸駅前の<根>なる居酒屋に移動。焼鳥、おでんでビールジョッキ1杯ずつ、二人で日本酒燗二合徳利5、6本。◯◯◯◯氏が勤務していた○◯◯◯◯◯を退いた後も名誉社員として給与を特別に毎月支給されているらしいという話をある時聞かされたと聞き、それじゃ、本州在住のそこそこの純文学作家よりよっぽど収入あるじゃん、おそらくは巨額の退職金も受け取っている筈なのに、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆるせん!おのれ◯◯◯◯の野郎!だから○◯たモノが○◯なんだ、○◯◯◯◯○だよ、と怒りに震えながら、ああ、ああ、ななななななななななななななななななな、なんて、なんて、ううううううううううううう、羨ましいこっちゃ、ああ、こりゃこりゃ、と心底思うのだった。○◯◯記者に御馳走になる。経費として会社に請求すると云っていたが大丈夫だろうか。10時半散会。手袋(100均)を紛失。

 リブロさんの前を通るとシャッターの開いた部分から残業しているのが見える。偉いものだ。頭が下がる。と酔っぱらいは思いながらも11時に帰宅して後も酒。白菜漬物、豚肉・蕗・筍煮付けでウィスキー水割り2と玄米茶。午前2時就寝。