須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

壊れる

 4時半起床。15時現在、曇り、6・0℃、西の風6m/s、湿度50%。

 カフェ・オ・レ、梱包2ヶ。<日本の>から受注1件。井出文雄詩集「ガラスの魚」。どうも装丁吉岡実という記述が注文の動機らしい。お客さんに喜ばれるのは嬉しいが、売れてみれば定価2千円以上の本に売価1000円はちょっと安すぎた。何考えていたんだ、自分のバカ!とせいぜい千円の損(?)でしばし悔恨の時を過ごす。

 6時、妻は街にマンガ本を売りに、で、夫の方は芝刈りに、という訳には参らず、8時、うどん他ザッパクなもので第一食。紅茶喫しつつラジオで聴くテレビ中継で野球アジア選手権。ロッテが中国に勝つ。黒木、小宮山、小林雅英という泣かせるリレー。

 思い立って9時半から12時半掃除。終り頃掃除機故障す。床にころがっていた歯ブラシを間違って吸い込み、直後にティッシュ・ペーパーの丸まったものも吸い込み、あれ、ちょっと吸引力が下がったみたいだなぁ、何かいつもよりホットな風が排出されてるなぁ、と感じながらそのまましばらく掃除を続けていたところ、ぽよ〜ん、とモーターが止り、カクッ、と機械が動かなくなってしまったのである。ああ、これでまた金がかかる案件が発生した。

 2時から、マグロ(イタリア出身)、戻りカツオ、ハマチの刺身、湯奴、ヤキトリ、小松菜を蒸したもの、米飯、みそ汁にて第二食。妻に中国産高菜漬けもすすめられるが、それは全部君がお食べなさい、と断る。此の頃の報道によれば中国産キムチに回虫の卵が入っていたそうであるから、高菜の漬物にも紛れ込んでいないとは限らない。だが、今までさんざん食してきたのだから今さら拒否しても遅い、後の祭りだ。ま、寄生虫を体内に飼うのはアレルギー体質によいという高名な学者の説もあることだし、過去に摂取した分は諦めることにしよう。でもなんか、頭の中がカユい昨今ではある。

 4時あたりから日記書き。<日本の>よりディケンズ受注。ネット徘徊、ウィスキー水割りコップ半分、9時就寝。