須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 札幌より念を込めて

 徹夜。『ふぐるまブレティン』など組合史資料読みを10時半まで。紅茶飲み、市英堂さん、菊田さんへメール。やや暖か。11時過ぎ、郵便局へ行き、写真雑誌『ロッコール』をベルリンのラルフさんに1冊発送。先日この局から持ち帰った国際郵便のラベルに宛先など記入したのを貼って差し出したのだが、局員さんも慣れていないのか手間取る。重量584g送料3千いくらと云われて卒倒しそうになる。売価2千円の本売るのに、いくらなんでもそれでは割に合わん。「日本郵便のHPで調べたのですが、ドイツで重量450グラムと入力すると870円と出たんです、たぶん150グラムほどオーバーするだろうから300円ぐらい高くなるとは思いますが」と説明すると、小型小包というヤツで用紙は必要なしと判明。結局運賃1140円で、270円の損失となったが、発送できて小安堵。後は無事に届くのを願うのみ。まったくドイツからのこの受注には時間を随分と取られてしまった。閉鎖的で我ながら困ったもんであるが、海外からの注文が来ないように、英文で〈日本の古本屋〉に一言入れておかなねばと考える。
 MSに戻ると60代と思しきアヤシイ男が(どっちが!と返されそうだが)階段昇り降りして、各棟各部屋の新聞受けに白い封筒を入れている。来月分の家賃請求書。市内を循環して投げ入れと云うか、ポスティングを専門としている、管理会社Bの社員らしい。書見少。1時就寝。
 午後7時半起床。GPジュース。市英堂さんから返信メール。受注1『森の精 コーカサス童話集』。山口県光市母子殺人事件被告に死刑確定。
 9時、うどん、ナットウ、冷水、トースト2、クロワッサン1、マガリン、6Pチーズ1、チョコ1粒、カフェオレ、紅茶にて第一食。NHK第二ラジオで長谷川伸「半生を語る」(だったか?)の講演録音を聞く。以前聞いた谷崎、里見もそうだが、素晴らしい話。声といい、語り口といい、内容といい、最近の作家など束になってもかなわぬ魅力がある。吉田拓郎アルフィー坂崎の「オールナイトニッポン・ゴールド」も聞いてしまう。あまり好きではない武田鉄矢がゲストであったが、◯◯放出魔であった由の高校からフォーク界デビュー前後の話はなかなか笑えた。11時、買い物に出ていた妻が雪まみれで帰宅。吹雪いている由。渡したゴミを出しに行き、戻って来るや、嘆きの声を上げていた。「今は止んでた、あたしが帰って来る時に限ってなぜ吹雪なの」
 今日の気温−8・2〜0・9℃。1時半〜3時入浴。1月16日の〈Rルズ〉古本市亜本屋さん搬出で痛めた右肘が未だに完治しない。宿痾となるのか。マグロ刺身、オクラとワカメ和え、小樽(から運んで来たものかは定かではないが)なると屋鶏ザンギ、エビフライ、米飯、ワカメみそ汁、紅茶にて第二食。梱包2ヶ。6時、kiriクリームチーズ1、6Pチーズ1、三幸製菓越後樽焼(醤油胡麻せんべい)、三幸製菓えびマヨ亭、ウィスキーお湯割り2、玄米茶。書見少。靴下の他に、数日前から軍手も装着するようになってからはよく寝られるようである。午前8時就寝。