須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 なんかムナシイ

 午後3時起床。曇り。うどん、ナットウ、冷水、胡桃パンスライス2枚、クリームチーズ、牛乳、紅茶にて第一食。

 受注『季節 詩の手帖』4号・昭和31年。状態問い合わせのあった田村隆一『言葉のない世界』昭和37年共々、第一書庫に潜りて確保。涼しすぎるので窓のオープン部分をごく細めにする。田村本の状態を詳しく記して7時前にメール送信。名篇「保谷」ほかが収録されている第二詩集なり。

 9時前、『言葉のない世界』正式注文あり。問い合わせメールにも「早めのご連絡よろしくお願い致しまします。」とあり、注文メールにも「ご連絡ありがとうございます。是非、購入させて頂きたいと思います。少々、入手を急いでおります。よろしくお願い致します。」とあるので、アマゾンの出品者ではないかと思われる。また、倉庫にされてしまったようだ。早めに換金するために故意に安めにつけていた物であり、お望みのとおり金が入るのだから目論見は成功したではないか、それだけで十分だべ、と云われれば力なく頷くしかないのだが、なんかサビシク、ムナシイ。アマゾンのその出品者は、買ったお客から、「ちょっと高かったけど、すごく状態のいい本なんでオドロキ、大満足です」なんて感謝されるんだろうなと思うとなおさら。

 11時、受注『 MINOTAURE 1933 (ミノトール 復刻版)』1986年、みすず書房。97年の大市仕入れ本。元大谷大学の先生だったK画伯旧蔵書。

 本日の気温、19・5〜25・0℃。小林桂樹16日、心不全で死去。86歳。自分としてはあおい輝彦とのドラマ『赤ひげ』が印象深い。1時半〜3時入浴。カラフトシシャモ、鶏背肉塩焼き、目玉焼き、梅酒漬け梅、即席ラーメン少々、胡桃パントースト、缶ビール350ml2本、〈サンクス〉で売っている愛知県清須市・青洲桜醸造鬼ころし一合半、玄米茶にて第二食。書見少。午前8時就寝。