須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 おお、うつけ者よ!

 午後1時、釧路の山中さん(妻の父方の叔父)からの電話で起床。先日の葬儀のことを訊いて来たようだ。丸餅4ヶ入り雑煮、ナットウ、冷水、ビスケット2枚、牛乳、カフェオレ、紅茶にて第一食。戸外は気温上がっているようだが、まだまだこの部屋の中は寒い。

 梱包5。受注、W・キャザー『おお開拓者よ』昭和26年。土合弘光さんへメール。11時、うどん、冷水、胡麻食トースト2クリームチーズ、焼き芋少、紅茶にて第二食。

 夜になって、ぐっと冷え込んで来る。名古屋方面で大量の1万円札を路上でバラまいた人がいる、というネットニュースに目がいく。そういう偉大で立派な人物が札幌にも現われないものか。そして、出来れば決行する前に時間と場所をワタクシに予告してくれないものか、と思ってしまう自分。

 『おお開拓者よ』にキャンセル・メール。代わって、同じ小説の新訳他が入っている荒地出版社の『現代アメリカ文学全集第2巻 W・キャザー』1957年、を送ってくれとのこと。値段は同じだが、シマッタ。親切心起こして、こんな本の在庫もありますよ、なぞとわざわざ教えるなんて善行をすべきではなかったのだ。まず改造社版の古い方を売ってしまい、入金確認後に報せるべきであった。そうすれば二冊とも売れたかもしれんのに。噫、哀しきうつけ者。反省。相手は大新聞社の社員さんなんだし。

 本日の気温、8・5〜20・6℃。零時から『北方J』原稿。妻が買ってきた刺身も食わず、酒類も飲まずに紅茶とコーヒーと水だけ摂取して10枚。『龍馬伝』聴くのを忘れたことに気がつく。朝10時、シジミ山椒佃煮入りオニギリ2ヶ、冷水にて第三食。午前11時過ぎ就寝。