須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 交換会、アダノンキ、金富士

 午前8時15分起床。トースト2、牛乳、紅茶、冷水。地下鉄で大通。9時頓宮神社着。9月交換会。1冊欠けの大岡昇平荷風ほかの全集が出ているが荷物少なし。最終的に弘南堂、南陽堂、小樽岩田書店の荷物でどうにかセリらしくなる。何も入れず何も買わず。正午前終了。片付け終わって1時近くとなる。B堂恊治君に送ってもらう。<セイコーマート>で玉子2ケース236円を買って1時半帰宅。うどん、ナットウ、冷水。うどん、ナットウ、冷水。4時半〜5時45分仮眠。ミルクティー、冷水。地下鉄で大通。

 6時半<アダノンキ>さん到着。すぐにビールで乾杯。美味い。今宵は今期事業部員の一人でもある<アダノンキ>店主石山さんの好意で事業部員と理事、総勢12名?の懇親会。初めて入ったが評判通りいい店だと思った。石山さんが運んでくれる、カウンター内の寡黙な仕事人という感じの男性の手になる料理を頂く。どれも美味。30分ほどして吉成君が遅れて来たところで再度乾杯。皆はひたすら普段は気軽に飲めないビールを攻めていたが自分は三杯飲んだところで日本酒へ。これまた美味い。

 途中、K理事が椅子を小破損、またしばらくして某君が椅子ごとひっくり返って折りたたみ丸椅子を破壊。その度に石山さんは顔色ひとつ変えずに笑っていたが、本当は古書組合員の飲みっぷりと酔態に驚いていたのではないだろうか。1時間ほどしてセカンズさんが現われたところで三度目の乾杯。Kさんがセリに来ないがどうしたのだろう、と二度三度心配する声が聞かれたがKさんはそのうち(おそらくは大市)に来るだろう、ずうっと来ないし今後も来ないだろうR君の方が問題なのではないかと酔っぱらいながら内的独白。生ビールの樽を空にし、一升瓶も飲み尽くし、最後はオマケ?でウィスキーの水割りを御馳走になる。中公文庫『田端文士村』を均一箱から買う。9時半ぐらい終了。散会。いやあ、満足、満足。
 メニューを記しておくと(後日、石山さんに調査したのである)、先付:菊とえのきの2杯酢・小松菜の胡麻和え・ローストポーク、煮物:筑前煮、焼き物:牛肉とズッキーニの黒コショウ炒め・さんまとポテトのハサミ焼、ご飯:ミョウガと大葉の変わりむすび、ビール:志賀高原美山ブロンド、日本酒:生もと造り「初孫」純米吟醸ウイスキー:ニッカモルトクラブ。

 自分は、ブックカフェという所に行って知らない人の隣でコーヒーを飲んで本を読むことに、余り意味を見いだせない人間なのであるが、こういう美味しいものが出て酒が飲めるブックカフェならファンになってしまうだろうと思った。
(アダノンキさんブログ http://adanonki.exblog.jp/
 薫風氏、B堂恊治君、と歩いていると後から吉成君が跳んで来て、二次会は?というので狸小路はずれの焼鳥<金富士>へ。キンフジ?と怪訝そうな顔をするので、君たちは札幌に住んでいてキ◯◯マコースを知らないのか?と薫風氏が問うと、二人、知りません、と答える。これは<金富士>のすぐ近くに<たまや>という居酒屋も存在することからの通称である。熱燗と焼鳥、玉子焼きなど。ここで記憶飛ぶ。薫風氏の話によると<金富士>は10時半まで、その後、カラオケ屋へ入る若者?二人と別れ、地下鉄で南平岸へ。11時半前には帰宅した模様。本日の気温14・5〜21・7℃。冷水、お茶など飲んで就寝。