須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 古本市店番1

 午前8時半起床。うどん、ナットウ、冷水、胡麻パントースト、カフェオレ、チョコレート、紅茶。9時20分出。地下鉄でススキノ。10時10分前ラルズ着。萌黄さん夫婦に挨拶。本日からラルズ古本市、自分は亜本屋さんバイトとして店番。今日は佐藤さんとのコンビ。

 午前中から客多し。本を買いに来ているのか涼みに来ているのかは今イチ不明だが。ケルンさん夫妻来場。1時〜2時昼食休憩。持参オニギリ2、番茶、冷水。午後、萌黄さん来、1時間ばかり応援でレジを補助してくれる。セカンズさん一瞬顔を出す。柳瀬さん、八子さん来場。八子さんから、家の酒が減らなくて困っているので取りに来ないかい、との有り難き申し出あり、もちろん伺いますとも、ボクのような者でもお役に立てるなら、それに元来そういう人助けは大好きなんですよ、ははははは、と快諾する。ところで今、何処か働きに行ってるの?と八子さん。いや、ずっと家にいます、雇ってくれるとこなんてありませんよ、ははははは、と自分。

 小沼文彦『随想ドストエフスキー』拾い読み。ドストエフスキーは手紙を書くのがひどく苦手と自分では思っていたが、そのコンプレックスを持っている筈の手紙を一旦書き出すと没頭してしまい、その日は仕事(創作)が出来なくなるのでできるだけ手紙を書かないようにしている、とある手紙で表明。でもその割りにはけっこうな量の書翰が残っているようだ。

 5時半〜6時休憩、持参オニギリ1、冷水。亜本屋さんよりバイト代5千円頂く。7時過ぎ、薫風ソウル佐々木氏と次女のアユミちゃん来場。これからたこ焼きを食べに行くそうで、そこには幸福そうなアトモスフィアが漂っていた。ああいう娘さんなら自分も時々親になって一緒にたこ焼きでも、チョコレートパフェでも、ジンギスカンでも食べたいものだなあ、と思った。羨ましき薫風書林。8時終了。全体の売上そこそこ。なちぐろ君の健闘が目立つ。

 先刻送ってくれるとの連絡のあった萌黄さんのクルマに乗って東屯田通りを南へ。行啓通りと交叉する前で降りて、以前何度か伺ったことのある八子さん宅を探すが、迷って辺りを走り廻る。鍵のかかった灯りも消えている家の玄関を無理に開けようとし、はっ!ここは八子宅ではないぞ、このままここにいたら不審者として周りから通報される、一刻も早く逃れよう、と走り出し暗闇に身を隠しなどして、しばしドタバタした後、どうにか無事、逮捕もされずに辿り着く。奥様元気そう。日本酒、白鹿一升瓶貰う。萌黄さんに自宅まで送らる。大学堂さんが狸小路七丁目紹介のローカルテレビ番組に出演した由。8時半過ぎ一旦帰宅。

 再外出して<Maxvalu>へ。牛乳、サラミ入りベビーチーズ、マルちゃん玉うどん、トイレペーパー、計832円調達、9時半帰宅。21時現在、雨(豊平区は曇り)、18・3℃(最低18・1、最高23・1)、湿度92%。入浴1時間。メール。日記。作業できず。イカ刺し、生アジ開き、大根おろし、真カスベ煮付、鶏唐揚げ、日本酒二合、玄米茶。午前4時就寝。