須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 謎の店で天蕎麦

 午前7時半目覚め。起きて冷水や紅茶を飲んだり、また横になったり、また水分を補給したり。正午過ぎ起床。牛乳とミルクティー、冷水にて第一食。受注、木原直彦『北海道文学散歩 道央篇』、乱歩ほか『畸形の天女』春文。

 1時、南平岸駅で道新Tさんと待ち合わせ。喫茶店を探して彷徨うが見当たらず、〈Maxvalu〉裏通りの中華饅・喫茶店という看板の出ている正体不明の店に入る。「痕跡本」なるものに関する取材を受け、持参した本について二日酔いの頭で解説する。メモを忘れてきたが七割方は話せたかと思う。取材とは関係ない四方山話でTさん、武田百合子富士日記』がお好きだと云う。スガのブログでガス台がないのを知り、単身赴任用に持っていたのを差し上げればよかったのだがバザーに出しちゃって、とも。頼んだ250円の紅茶にはクッキーがついてきたが、長居しているとサービスで漬物も出してくれる。三、四人?店員さんがいたけれど、みな善良そうな人たちである。不思議な店である。老人が蕎麦を啜っているのを見て、ようやく食欲が湧き、我々も食事をする。テンプラ蕎麦350円で二日酔いも薄れる。固形物第一食。Tさんに御馳走になる。
 〈Maxvalu〉で七味唐辛子、モヤシ1、うどん、アルミホイル、サランラップ、ゴミ袋5リットル用、計558円。3時半帰宅。

 第一書庫その他で探索。『文学散歩』、一時間以上費したが見つからず、在庫なしの連絡をお客さんにする。受注、幸田文『闘』新文。梱包2。11時、うどん、ナットウ、冷水、食パン2、ミニ餡パン1、カフェオレ、紅茶にて第二食。本日の気温、15・8〜26・3℃。

 入浴。2時、カツオたたき、ブリ塩ダレ焼き、モヤシのおひたし、米飯、ワカメみそ汁、玄米茶にて第三食。書見少。午前6時半就寝。