須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 4月交換会

 午前3時半就寝。午前7時15分起床。パン耳トースト4、マヨ、焼き芋、ホットミルク、紅茶、冷水。8時25分出。曇り。冷。地下鉄で大通。

 9時、頓宮神社着。本日、4月交換会なり。すでに事業部員とセカンズ、薫風の両理事が来ており、2階に上げた荷物を陳列の最中。遅れてきた事業部員の自分も手伝うが、有り難いことに本をちょっと縛っているうちに終わってしまう。恒例お参り。会計理事に組合費後期分2千円のみ払う。

 自分も知っているお客さんの本を、薫風氏が委託されて出したジャズと文芸書の口が人気。昔はそれだけで一口になったであろう、『カミュ全集』『花田清輝著作集』『松永延造全集』も今では山の中に一緒くた。『松永延造全集』はウチから買ってくれたものなのを思い出した。◯◯堂さんが出した口だろうか、『決潰』『宿屋めぐり』『神器』『子葉声韻』などこの1、2年の文芸書の多く入った何本口かもある。第2回開札の台には、『澁澤龍彦全集』。また、一人のお客から出たらしき、藤沢周平川崎長太郎堀辰雄宮城谷昌光、大田洋子という妙な取り合わせの全集類も。最終台に雑誌『文藝通信』他計9冊と第一書房『パリュウド』限定本の函壊れたのが一緒に出ており、『文藝通信』は十数年昔に北地区会館でセリをやっていた頃に南陽堂さんが出品したものを何冊か買ったことがあった筈。来月の支払いを考えると迷ったが、もしかしたら落ちるかもしれないがやっぱり無理だろうな、という安直な数字入札。亜本屋さんは慌ただしく入札、用事があるからと、30分ほどで帰って行った。

 じゃんくさんが先日お会いしたアマノさんを連れて現われる。今回から入会した新人さんサッポロブックスさんが挨拶。続けて、見学させてもらいます、とアマノさんも挨拶。大阪でのネット古本屋の屋号は〈ジライヤ〉となる由。11時から第1回開札。ジャズ本が高値となる。自分が入札した雑誌は当然落ちず。薫風専務理事から◯◯◯さんの某件のこと聞く。11時45分終了。後片付け。配送係なので、亜本屋さん他の荷物を一階におろす。今日は手伝いがたくさんいて運送屋さんトラックへの積み込みは比較的ラク。◯◯君が残るなら自分も残って拝聴しようか、と思うていた正午半からの某図書館副館長の講演は失礼して帰途へ。B堂恊治君に南平岸駅まで送られる。

Maxvalu〉で食パン、トイレP、計476円購入。一旦家に荷物置いて郵便局で妻口座8380円おろし、〈セイコーマート〉で低脂肪乳2、玉子2ケース、ティッシュP2、計734円調達。2時帰宅。

 受注『 書物を焼くの記 ー日本占領下の上海知識人』岩波新書、昭和29年。『芥川龍之介讀本 文藝増刊』昭和29年。

 4時、うどん、ナットウ、冷水、パン耳トースト3、マヨ、ピーナツクリーム、カフェオレ、紅茶にて第二食。梱包1。第一書庫潜る。本の注文がはいったのではなく、客が買おうかどうか検討しているという売価1千円と1500円の芥川龍之介研究書に芥川の写真が入っているか否かの、若干イライラさせられる質問に答えるため。

 9時、理事長から電話。亜本屋さんのことを知らせてくれる。プラゴミ捨てに外に出ると冷たい雨。今日の気温、3・6〜7・6℃。ポークウィンナー、豚背肉とセロリ煮物、蒸しモヤシ、ウィスキーお湯割り2、白湯。午後3時半就寝。