須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 古本市店番3

 8時15分起床。うどん、ナットウ、冷水、ミニ餡パン1、牛乳、カフェオレ、紅茶。9時半出、札幌人さん用の雑誌を詰め込んだ紙袋持って地下鉄でススキノ。10時、狸小路<ラルズ>着。

 前回店番担当だった7日はパッとしなかったので、あれからはずっとあのラインの売上、今日もノンビリできるだろうとの胸算用がすぐに崩れる。8日朝刊に古本市の記事が掲載され、翌9日からずっと好調が続いていたのである。祝日でもあり、あっ、という間にどのワゴンにもお客の姿あり、また初日のように次から次とレジに本とレコード、CDが運ばれて来る。

 今日は初めて●●さんとのコンビで店番。自分の記憶が確かならば、ヒマラヤZ1初登頂山岳隊の一員でもあった栄光の軌跡を持つ登山家でもある。時代劇の殿様フェイスの万年青年という印象があったが、その面影は現在、漸進的横滑りにより失われつつある。ああ、むなしきかな、人生。自分もやがてそうなって行くのだろう。昔から我が道を行くという人であったけれども、今や枯淡の境地に入ったそのマイペースぶりに合わせるのにいささか苦労。他人のフリ見てわがフリ直せ、ちゅうか、自戒とする面多し。

 ●●さんの昼食休憩時間中、一人でレジ番をしている時にお客の行列ができ処理しきれず、たまたま来ていた亜本屋さんの応援を頼む。1時40分から40分昼食休憩。社員食堂で持参オニギリ3ヶと番茶。戻って亜本屋さんからバイト代5千円。2時40分頃からレジの調子が突然オカシクなる。打ち込みができない。動かない。担当マネージャーのSさんは今日休みとあってパニック。事務所に走り、初めて話す社員さんに来てもらい見ていただく。打ち込みはできるようになったが、今度はレシートに印字ができない。とうとうレジを交換。

 発送分梱包4。5時半、休憩20分。持参オニギリ1ヶに冷水。元北大◎◎先生来場。5冊ほど選ばれた中に玉井政雄『南方画廊』という本が入っており、ありゃ、こんな本が隠れていたのか、と悲しい気持少し。8時終了。550円買う。レジの金額計算結局8時20分まで。ブックオフの黄色いポリ袋を持っていたお客さんは一人。自分が店番した三日間では二人だけなり。

 南平岸Maxvalu>で白鹿カップ200ml1ヶ108円調達。9時帰宅。21時現在、晴、−3・7℃(最低気温−5・3℃、−最高気温0・4℃)、湿度56%。シャワー。ヤキトリ、エビクリームコロッケ、オクラのキス巻き揚げ、目玉焼、梅たたき、カブ浅漬け、エビスザブラッック1本、燗酒200ml1本、玄米茶。受注1、コンラッド/米窪満亮 訳『ナアシッサス號の黒奴』昭和16年・高山書院。書見。4時過ぎ就寝。