須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 驚愕のあまり立ちつくす

 午前11時半起床。12時現在、曇り、16・5℃、予想最高気温16℃(最高気温17・8℃)。午後一で発送2。トースト2、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。昨夜のキノコカレーのせいか、やたらと通じよし。本読み。5時、クリームチーズパン1、ミニ餡パン1、紅茶。雑務。受注1、最匠展子「在処 (詩集)」、梱包5、発送3。しばし強風。8時、柳生十兵衛。話に無理が増幅しつつあるが、B級娯楽時代劇を目指しているというだから、それでいいのだろう。11時、盲学校のドキュメンタリー。久しぶりに純粋という言葉を思い出してしまった。どうも、目が見える人間には欲望(意欲というよりは)が生まれ、心が濁らざるを得ず、言葉への感性も鈍るのではないかと思ったことだ。
 朝方の松坂は好投、七回1失点で4勝目の由。投げ合った相手ブルージェイズの大家は、たしかかつてはレッドソックスの二軍時代に完全試合もやっているのだけれど。阪神は10連敗を免れる。きっと清水哲男さんもホッとしていらっしゃることだろう。
 11時半、外出。南平岸駅へ降りる坂道で妻とすれ違う。自分が声をかけなければ気づかない人である。一旦屋外に出るや、夫など眼中にないのだろう。<セブンイレブン>でガス代2月分4745円、NTT二回線分(3月4月)3755円払い込み、<Maxvalu>にて、ヨーグルト、モヤシ2、鶏即席麺5P、玉うどん2袋、日本酒温情2リットル、トイレロール、計1712円調達。

 もちろん買いはしなかったざんすけど、なんと、トマトが一ヶ138円、キュウリが一本58円など、他、とんでもないお野菜のお値段ざあましたわ。もう、驚愕のあまり十数秒売場に立ちつくしましたの、あたくし。かといって中国野菜はなんだか、後が恐ろしいざましょ。美しい国って庶民がお野菜も食べられないカントリーですのね。それに、これは原油高の影響ざんしょうけど、ゴミ捨て用のポリ袋や、古本の荷造り用のビニール紐も昨年の1・5倍ぐらいになってるんですのよ。どうするざます。さあ、みなさん、立ち上がるざます。一揆ざます。革命ざます。大塩平八郎の乱ざます。さもなくば、ミーたち下層の民はみんなビタミン不足でカッケざんすよ。だってトマトが一ヶ138円ならカップ酒買うざます、迷わずに。

 12時過ぎ帰宅。入浴。昨日から今日にかけて梱包作業などで手指の爪が三本折れてしまい、洗髪時にイタ、タ、タ、タと往生する。下層階級生まれの育ちの悪い人間なのに、我ながら蒲柳の質でどうにも困ったもんである。
 2時、焼鳥(トリ皮のネギ巻き、ポンポチ)、水ギョウザ、冷奴、モヤシとワカメとナットウのサラダ風、燗酒2、水割り2。吉岡実の研究サイト見ながら。午前6時半就寝。大木敦夫「山の消息」の問い合わせ電話、結局来なかった。とほほ。