須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 妹背牛に思いを馳せる

 正午前、神田警察署から電話。例の取り込み詐欺の件。妻が出たのだが、警察と名乗られて、あいつ一体何をやらかしたんだ、と一瞬焦った由。2時起床。12時現在、晴、−2・3℃、湿度59%、最高気温0℃。発芽玄米ジャームブレッド・トースト、あんパン、黒ごま大福、カフェオレ、紅茶、冷水。発送2。某所の古本市は行かず。先立つモノもないけれど周りに未整理の本が多過ぎる。

 4時近く、現在千円札が五枚も財布に入っているので無くならぬうちにと、お米屋さんへ電話をかけてみる。スーパーで買うのではなく米屋から配達してもらうというのは、これは我が家十年ぶりの椿事なり。10kgでは置場に困るので5kg1540円を二袋。妹背牛(もせうし)町の農家さんが作った「ななつぼし」だぜ。北の農家の三代目だぜ(かどうか知らんけど。そういえば、妹背牛には以前<せうしも>という屋号の農業兼業の古本屋さんがいらしたが今はどうしているべか)。ささやかながらも備蓄の開始なり。これでひと月近くは外出せずとも餓死せずに済むだろう。配達に来たオニイさんもニコヤカで気持がいいし、なんとオマケに「おいしさ味わう十六穀ごはん」なる商号の玄米、黒豆、はと麦、白ごま、ひえ、もちきび、とうもろこしをミックスした袋6ヶ入りパックも頂いたりして、すっかりいい気分に(数時間とはいえ)なってしまったのである。

 7時、うどん、ナットウ、麦茶、チョコレート、紅茶。

 7点UP。零時入浴。T作戦。タコとワカメのサラダ、焼魚タラ粕漬け、豆腐揚げ、長芋豆腐、松前漬け、南京豆、燗酒二合半、麦茶。柳家小さん(三語楼あらため)「紺屋高尾」。午前7時就寝。