須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 棲み分けについて

 正午頃二階ガキの走り回る音で目が覚めたが、意地で横になり続け3時起床となってしまった。バカもの!ガキめら!どうしてくれる。雪まつり見物に繰り出したのだろう、上からも横からも物音ひとつせず。つかのまの静寂なり。やすらぐのお、夜までの数時間に過ぎんとしても。ちなみに雪まつりにしろ、YOSAKOIソーランにろ、雪像を見てまわたって、赤の他人の素人男女の団体が踊っているのを眺めたってそうは楽しいものじゃないし、由緒正しい札幌夏祭りだってナントカ行列を見物をしたり、夜店ひしめく中島公園をぶらぶら一人で歩き回るだけではツマランのではなかろうか。家族や友人、恋人などの誰かとその会場や近辺で飲食を共にしたり、さしあたって日常には必要もない遊具や記念品などを買ったりするから面白いのである。つまり無駄遣い、浪費のヨロコビ、ちと大仰に云えば蕩尽の快楽ちゅうヤツである。これなくして祭りの愉しみはないのだ。こうして、それなりの稼ぎのあるらしい二階や隣りの庶民三十代夫婦はガキを連れてファミリーで雪祭りへとご苦労なことに疲労と各種病原菌を吸収しに出かけ、余裕のない自分は家に閉じこもり備蓄計画をひとり練りながら連休を過ごすという棲み分けがなされるのである。

 12時現在、晴、1・7℃、湿度45%、最高気温1℃。15時現在、くもり、1・2℃、湿度47%。トースト1、黒ごま大福2、カフェオレ、紅茶、冷水。

 発送1。5点UP。

 2時、カツオタタキ、ラム塩焼き、テンプラカマボコ、ゆでモヤシ、南京豆、燗酒二合半、緑茶。午前6時就床。