須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 静夜

 4時目覚め。5時前起床。ポーランドの児童向けテレビドラマ「魔法の木」を見る。15時現在、晴、−0・7℃、湿度58%、明日朝の最低気温−4℃。6時、ハンバーグ、キャベツ炒め、ナットウ、うどん、米飯、麦茶、チョコレート。9時入浴。

 今日は周りが静かでいい塩梅だ。2階からは寝しなにドスンドスンという音が響いていたが、クリスマスとて、ジイチャン・バアチャンの家に一家で出向いたと見え、夕方に起きてからはまったく音がしない。右隣りからは時々ガキの奇声が聞こえてきたが、8時過ぎからは室内のストーブの温風とラジオからの音が鳴っているだけになった。最近にないサイレント・ナイトでありがたい。しかし、家賃を遅ればせながらも一応払っているというのに自分のウチで普段はそこそこの静寂も得られていないのかと思うとまた、なんともやり切れない気分になってくる。

 零時過ぎ就床。12時半から1時半仮眠。遠藤周作「心の航海図」(1993年)読了。晩年のエッセイ集。尊厳死ホスピスの話、ロシアへの不信感など。

 あと寝られず、5時半に起きて年内最後の資源ゴミを出す。6時半、ロールパン3、バナナ1、ピーナツ、牛乳、紅茶。2007年予定メモ書く。東直己「梅雨時雨」読む。ススキノのラーメン屋の話。そこで哲人ソクラテス(ニックネームでなくホンモノの)が出前持ちをやっているというトンデル設定。この短篇ですでに後年ハードボイルド長篇を書く素地がほぼ全部出来上がっていると思う。10時半就寝。断酒。