須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 お立場

 午後5時半目覚め。6時起床。食パン2、牛乳、紅茶。慌てて梱包二ヶ。発送。18時現在、晴、8℃、湿度67%、明日朝最低気温3℃。古書組合からメール。定山渓温泉一泊は26日27日となる。案内には観楓会とあるが、これは相応しくなかろう。師走間近の定山渓の何処に紅葉があるというのだ。冬枯れ会とか、枯野会とかにすべきではないかしらん。
 受注2件、中公文庫・鏑木清方「こしかたの記」、ブローティガン「ビッグ・サーの南軍将軍」。昨日の「父吉川英治」にキャンセル。昨日の今日なので、注文取り消しは全然かまわない。が、詫びの一言もなく、「大半の書店は「後払い」となっています。何度も郵便局に出掛けなければならないのは、実にめんどうです。・・・消費者のお立場をご考慮ください。スピードの時代です。図書を注文するということは、早く読みたいからです。この点もご理解ください。」と弊店への演説と説教に終始しているメールには閉口。おっしゃりたいことは十分理解できるのだが、支払い期限を二週間としているので、その間に他の振込に行くついでに送金してもらうのは可能だと思うだけれど、一ヶ月に一度ぐらいしか振込に行かない方なのだろうか。あとネットでの送金もあるのだから。本屋にはスピードを要求してご自分はマイペースでやりたい訳であって、どうかこちらの「お立場」も少しは考慮してもらいたいものと、過去に相手の「お立場」に配慮せずにさんざんいろんな人に迷惑をかけた自分を棚に上げて思うのである。
 7時20分から洗い物、流し掃除。作業中、9時前にY帰宅。10時入浴。11時半、マグロ刺身、ホッケ飯鮨、鰈煮付け、ベーコンで200Mカップ酒2本、ナットウ、米飯、麦茶。岩内の飯鮨を喰いて冬を実感す。それにしても、うめえわい。午前2時就床。