須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

マズいと腰を上げ

 夕方5時起床。18時現在、晴、13・2℃、南南東の風10m/s、湿度71%。晴と云われても、起きた時にはすでに戸外は真っ暗であったため、本当に晴れていたのかどうかは分からない。インコ蘭丸はまた日光を浴びず終い。

 うどん、メロンパン、東ハト・オールマロン、カフェ・オ・レ、紅茶にて第一食。

 SタイムスのK君からメールあり。「今日琴似へ行ったのですが、真向かいにブックオフが出来てしまった古本屋さんがなくなっていました。店内は空で、改装工事が入っていました。 学生時代から琴似へ行くたびに寄っていました。 ついこの九月ぐらいに行った時に、初めておじさんと話をした時には『(ブックオフの)影響はある。今はネット販売をやっている』と話していました。 どこかへ移転したのでしょうか。」。移転先は分からぬが知ってることのみ答えておく。あと、先日サンリオ文庫の古書価をあなたからメールで訊かれて一応の目安返信しましたが、あれはお役に立ちましたぁ?と付け加えて。と、5分もせずに、「ハッ、大変失礼いたしました。 誠に参考になりました。 今後ともよろしくお願いいたします。 K」と返メール。このジャーナリスト、レスラーのような体躯の上に坊主頭、道ですれ違う時は思わず遠ざかりたくなるタイプかと思うとそうでもなく、愛嬌のある目を恥ずかしげに瞬きするのが何処となく憎めぬ若者なのであるが、聞くところによると、以前は実際プロレスに携わっていたというから、やはり一度怒ったら13日の金曜日、手のつけられぬ凶暴かつ残虐な男なのかもしれぬ。皮肉を込めたメールなんぞ送ったはいいが、自分、今度会った時にはヘッドロックとかをかまされないように注意しよう。

 J2は京都パープルサンガ優勝、阪神御堂筋でパレード、歌手本田美奈子死亡38歳、フランスの暴動騒ぎ収まらず。

 9時あたりから風が強くなる。窓を揺らして不気味なり。友人の店の評判をネットで検索したり、<楽天>の須雅屋ブースの表紙のデザインを変えたりして時間を無駄に過ごす。これ、すべて逃避。

 メロンパンと紅茶を食した後、12時から3時半、そろそろ真面目にやらずんばマズいと腰上げて、9月30日以来放置していた<日本の古本屋>への入力作業に取り組む。<楽天>の書式から<日本の>に変えていざUPしようとするが成らず、うまく行かない。<楽天>と違って「原因」を親切に指摘してくれる訳でもないから実に難儀である。5回挑戦して全点エラー、この数時間の労働がすべて無駄になるのかと焦り始める。結局、一度PC終了させ、もう一度立ち上げて試みてみたところ、6回目にして今度は成功。一体何だったんだ、原因は。分からん。ただ「荒地詩集」一点は、本の内容と状態説明が長過ぎてエラーとなり、これをのみ詳細をかなり省略して直接入力。というふうに、もたもたしているうちに1時間が過ぎ、4時にUP完了。今日は46点。これぐらいにしといたるわ。とパソコンに向い威張る。
  5時近くから黒ガレイの煮付け(ソウハチに比べて肉厚)、スーパーで安売りしていた寿司、トリ唐揚げ、カキフライで日本酒。夕張在住の写真家風間健介さんのHPなど見つつ。朝9時就寝。