須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

月曜 日々は過ぎゆく

 3時半起床。15時現在、雨、10・1℃(最低3・4、最高10・6)、湿度61%。4時過ぎの平岸は晴。うどん、ナットウ、冷水、カフェオレ、紅茶。梱包3。受注『私のうしろを犬が歩いていたー 追悼・吉岡実』。午前1時、カツオたたき、イカ焼き、鶏カラアゲ、ワカメみそ汁、米飯、玄米茶、チョコレート、紅茶。今日から断酒ダンス。

 入力少し。うち『オール讀物池波正太郎追悼特集を拾い読み。直木賞受賞の頃、眼鏡をかける以前の写真はどうみても作家の顔には見えない。井上ひさしはある時、映画に関する座談会に50分遅刻し、話の間ずっと池波に顔を向けてもらえなかったそうな。その鼎談も収録されているが、誌面では和気藹々といった感じで会話が交わされているのがまた面白い。井上によると池波は終始、もう一人の出席者長部日出雄の方を見て喋っていたそうだが、誌上では井上の質問にも気軽に応じたり、「(笑)」なんてふうに再現されているのだ。約束の5分前に着いても渋い顔をされたという人もいるぐらいだから、50分遅れというのは池波さんとしては赦し難かったのだろう。なにせご本人は30分とか1時間前に着いて待っているのが常だったらしいし。4時から日記。書見。午前11時就寝。足が冷えて寝つけず。