須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

火曜 朗読する中也

 午後2時起床。12時現在、晴、−1・3℃(最高気温0・0℃)、湿度54%。15時現在、晴、−1℃、湿度48%。ピザトースト2、ロールパン1、牛乳、紅茶、冷水。4時前郵便局、金おろして<ホーマック>、巻きダン、PPテープ、セロテープ、計1482円、4時45分帰宅。受注1『鳩よ!』78号 中原中也富永太郎。『山羊の歌』を製本領布した文圃堂書店主野々上慶一の回想によると、青山二郎の部屋で大岡昇平らと飲んでいる折、酔った中也が自作詩を朗読、その度にしらーっとした空気が座に流れるのが常だったという。詩の自作朗読にはそういうふうに周囲を戸惑わせる、はた迷惑な面が多分にある。気持がいいのはオノレだけ。いわんや無名自称詩人においてをや。中也の希望で装幀を引き受けた高村光太郎宮澤賢治全集の時と同じく『山羊の歌』も無料でやってくれたそうだ。梱包1。以前からのお客さんより電話で注文あり。マンガ家さんだけれど世紀末フランス文学などが好きな方。パソコンは持っていないというのでますます好意を抱いてしまった。海苔弁、ナットウ、ほうじ茶、六菓亭シュークリーム。9時半GS往復、灯油16・74リットル1657円調達。「ガイアの夜明け」。山一と拓銀破綻。従業員(の極一部)のその後と現在。梱包2。マグロハラスすき身、生サバ刺身、カジカ汁、ワカメとメカブ和え、燗酒二合。午前6時就寝。