須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 渚あり

 午前4時起床。15時現在、晴、13・5℃。予想最高気温13・6℃。「詩の拳闘試合」札幌予選会を見学しに行こうかななんて考えていたが正午前には起きられなかった。受注1「シベリヤ俘虜記 - 抑留俳句選集(句集)/双弓社/昭和60」。発送1。7時過ぎ、うどん、ナットウ、冷水、ミニクリームパン1、カフェオレ。米の宅配を頼む。ななつぼし5kg1540円。いつものおにいさんの笑顔に救われる。
 立命館や慶大もハシカで休校。横浜負ける。日ハム6連勝。レ軍松坂は5回5失点ながらも7勝目。白鳳優勝。ポール・ニューマン82歳現役引退。トイレペーパー、ティッシュペーパーが来月から値上げされる由。
 トイレペーパーというとたまたま今日注文の来た「シベリヤ俘虜記 」という本を捲っていたらこんな凄まじい句が目に入った。「石で糞拭くことにも馴れし渚あり/小田保」。「馴れし渚あり」が体験者でなければ書けない。作者は終戦時中隊長、ナホトカ、ウラジオストック、アルチョームの収容所を転々とさせられ23年10月帰還。帰りの船の中では日本人同士の争いというか、吊るし上げ、リンチみたいなものもあったそうだ。「日本人打つ日本人暗し日本海」。これもスゴイ句。
 12時半、カツオたたき、鶏ナンコツ揚げ、小揚げ焼き、ワカメみそ汁、米飯、麦茶。入力。4時、燗酒1、水割り2、プロセスチーズ、麦茶。5時台、一龍斎貞水の講談「国定忠次 山形屋」。午前8時半就寝。