須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 <Rプラザ>店番1

 7時45分起床。うどん、ナットウ、胡麻パントースト1、冷水、牛乳、カフェオレ、紅茶、チョコレートにて第一食。9時半前出。

 10時5分前<Rプラザ>着。萌黄さんご夫婦と亜本屋さん、レコードの方の販売担当佐藤さんに挨拶。20時まで亜本屋さんの店番売り子としてアルバイト。真駒内のKさんに十年ぶり、元NTTのHさんに十数年ぶりにお会いす。お客さんが年を召されたなあ、と実感するのは、自分もそれだけ老化しつつある訳で、何か寂しい気持になる。なちぐろ夫婦と書肆吉成君が整理補充に現れる。マメなのである、若者たちは。吉成君は今日はご母堂らしき女性と共に。昨日は父上が搬入を手伝われていた。本人の年齢からすれば何の不思議もないのだが、ご両親とも若くお元気で羨ましい。1時、社員食堂にて第二食。持参おにぎり2、食堂の番茶、冷水。夕方5時から30分休憩、持参おにぎり1、冷水。整理に現れた亜本屋さんからバイト代5千円貰う。店番中、吉田戦車「いじめてくん」読了。木ノ内洋二詩集「ヴィオレット」(昭和47)と建畠皙の第一詩集と思われる「迷彩詩篇」(昭和47)を発見。どちらも私家版。木ノ内さんは稲垣足穂の直弟子で、たしかティーンエイジャー(?)の頃から鷲巣繁男に親炙していた早熟児でもあった。ながらく小樽文学館に勤務されていたが、一昨年亡くなられた。何回か酒席を共にさせて頂いたこともあるし、善いものを売って頂いたこともある。「ヴィオレット」は限定200部の謄写版印刷の詩集。ちらっと内容を見ると装飾過多のオドロオドロしき雰囲気。木ノ内さんを偲ぶよすがに買っておこう。8時終了。ほどほどの売上。

 南平岸Maxvalu>で、酒「温情」2リットル、モヤシ2、牛乳、計1006円買って9時帰宅。地下鉄駅からの帰り道はけっこう寒い。受注2、窪田空穂「短歌に入る未知」新潮文庫、「大アラビヤンナイト」上巻/冨山房/昭和4年。9時20分、シャワー。10時、某大学にメール1本送ってから、酒を飲む予定であったが、ちょっと横になったら睡魔すごく、何も飲み食いせず、メールも見ずに就寝。断酒。