須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

日曜 オアシスのごとき

 9時半、1時、と目覚めたが3時起床となる。静かな部屋で快眠。惰眠を貪っている普段よりもさらに睡眠が長くなる。15時現在、雨、4・9℃、最高気温6℃。レトルトカレー、冷水、牛乳プリン、カフェオレ、紅茶。1年10ヶ月ぶりの静寂がウソのようだ(隣からのガキ音はするが)。朝7時半、バタバタとトイレ駆け込み、用足し水流すや、またバタバタ走って廊下戻って来るガキが作りだす天井からの響きから始まる騒音に満たされた一日より解放されたという一般の住宅環境では当り前のことが、ああ、オアシスに辿り着いたが如き感じなのだ。
 梱包1、発送1、受注1加藤紫舟『俳句三十講』(昭和6年)1500円函付。値段付けUPの時点では気づかなかったが、あらら、たしか、と思い出し、手持ちの現代詩文庫見てみると、やはりこの人、加藤郁乎の親父さんで早稲田の教授だった人なり。もう微かに高くってもよかったかしらん。ま、そう需要がある本とは思えないからよしとしよう。
 ニュースによると甲府、静岡で31℃を超え、真夏日の由。先が思いやられる。西武3×日ハム6、巨人10×横浜1。巨人から移籍の工藤が初先発7失点。入力。2時、マグロ刺、海老テンプラと大根おろし、海老コロと蟹コロ、モヤシメカブ、タラコスパゲッティー、燗酒三合、緑茶。岡谷公二の児童書「シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫」読む。なにしろ薄い割には写真でちゃんと全容が分かるのがいい。午前5時半就寝。