須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

水曜 隣室に引っ越し

 午後1時半、出かけていたらちょうどセリから戻ってくる時間だな、と思いながら起床。

 入口ドアの外から物音。開けてみると隣室に引っ越し。荷物多く引っ越し屋さん(まこと引っ越しセンター)の従業員三人で約2時間かかっていた。一人が階段を降りながら、思わず、暑い、暑いわ!と悲鳴を漏らしていた。誰が指示を出すという訳でもなく、次々とテキパキ動いているこの会社の人たちは、以前自分が働いたことがある荷役サービスや引っ越し屋バンバンなどたいていの引っ越し業者と異なり、バイトではなく三人ともが社員のように見受けられた。作業が終わると隣室はしんと静まり、再び電気ブレカーは下ろされたらしく電気メーターは停止したままになっており、どうやら移転して来る新住人になる方たちは数日後に自分たちのカラダだけの引っ越しをして来るらしい。走り廻る騒音と金切り声の暴力でスガの精神を錯乱させるかもしれない小さな子供がいるのかどうかが気がかりでちょっと眺めていたのだけれど(伺う隣室の胡乱なオヤジの図)、玄関入って向いの部屋に机と本棚が設置されており、やはりガキがいる怖れもありそうだが、実用的かつずいぶんとシックな感じの立派な机に見えるのであって、もしかすると大人が使っているものであるのかもしれないと、明るい方向に考えてみる。
 トースト2、ピーナツクリーム、牛乳、カフェオレ、冷紅茶にて第二食。昨日FAXを送った某大学図書館から電話。書籍代金を今日か明日中には振り込むとのことで希望の灯がかすかに灯る。A作業。本日は全国106箇所で猛暑日、札幌も30℃越えたらしい。
 日ハムはロッテに敗れ3カード連続の負け越し、ちょうど5割で後半戦へ。先日の楽天戦でダルビッシュにいつもの鶴岡ではなく、大野を組ませたのが躓きの石だったように思われてならない。中日が横浜に勝ち6連続完封にはならなかったが6連勝。巨人追撃へ後半戦期待が持てる。
 9時前、薫風佐々木宅郵便受けにじゃんくさん用『北方J』を投函し(本人在宅しているようであったが出てきたくないようなのであり女友達でも来ているということも考え得ると慮って会わずに立ち去った)、ドアノブに吊るしてあった「さっぽろ銭湯まっぷ」を戴いて〈セイコーマート〉へ。拙文コピー100円。目当ての安売りの玉子はすでに売切となっており、低脂肪乳2本240円調達。夜になると戸外涼しく快適。半月を眺めながら9時半帰宅。

 屋内蒸し暑し。ついにパイプ椅子を踏み台にしてダンボール函の堆積によじ上り、寝室の窓も少し開ける。本日の気温、21・6〜30・4℃。10時半、FMラジオドラマ「紅はこべ」再放送を聞きながら、トースト2、カフェオレ、冷紅茶、冷水にて第二食。A作業。日記。深夜になりて窓から涼気。3時、カツオ刺身、カツオとイワシのたたき、蒸し鶏肉のキムチ和え、ダイコン浅漬け、缶ビール350ml1本、白鹿200mlカップ1、玄米茶。シャンソン歌手石井好子死去。87歳。午前6時半就寝。