須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 ちょっと引っ越し5

 9時の予定であったが10時45分起床。晴、11時現在、6℃、最高気温7℃。関西の同業者から、在庫確認及びお客さんからの探求書なので後払いでも可なりやの問い合わせメール。ブツは太田武雄「性科学」三笠書房唯物論全書 /昭和12年。後払いはもちろんOKですが、これから留守しますので在庫確認は夜の8時過ぎ、発送は明日の夕方以降でなければできませんと返信。ウメおにぎり1、ロールパン2、ミニあんパン1、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。

 12時15分から7時まで亜本屋さんススキノ三条店のバイト。バックヤードの図録類と単行本を大家さんが一時的に貸してくれた部屋へ鉄車で運搬を繰り返す。1時から2時まで工事作業員の人(人材派遣会社から来てる人だと思う)が三人、応援部隊として1時間手伝ってくれ、本と雑誌と額モノはほぼ片付く。運搬中に落ちたゴミがだんだんと廊下に散らかってゆくのを見かねてか、途中で隣の画廊の女性社員さんが亜本屋さんに入って来て床を掃いてくれる。4時半、ウメおにぎり1、冷水。バックヤードに残った雑誌を縛り、棚10本や机、カラーボックス、PC、茶箪笥など運び終え、カタログ類などを捨てに1Fゴミ置場へ十往復ほど。後は亜本屋さん一人で整理できるということで、取りあえず自分は今日でお役御免。7千円を頂戴する。この引っ越しは100%大家さんサイドの都合と要請で行われているのであって、店舗移動整理中の休業補償や須賀へのバイト代、赤帽代などは大家さんから出るのかと訊いてみたところ、ナシ、だそうだ。思わずドストエフスキーの「虐げられた人びと」というタイトルが浮かぶ(読んでないけど)。

 南平岸Maxvalu>で酒カップ2、牛乳、計321円を買い、小雨の中、7時40分帰宅。玄関前で二階家族と出くわす。旦那の方は挨拶して来たが奥さんは自分を見ないようにしていた。シャワー。カップ酒1本冷やで飲みつつ「ハゲタカ」最終回、ニュースでパ・リーグ開幕の様子見る。日ハム×ロッテは引き分け。12時前、メールを見なければと思いつつ、食事もせずにそのまま寝てしまう。夢うつつに窓を叩く風の音を聞く。