須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 ちょっと引っ越し4

 午前3時半目覚め。4時起床。サロメチール。妻に腕を揉んでもらう。牛肉炒め、目玉焼、ワカメみそ汁、カツブシおにぎり、冷水、カフェオレ、ミニあんパン1。お客さんへオススメ品メール送信。<日本の古本屋>出品物23点を値下げ。9時現在、雪、3・3℃、最高気温7℃。10時、早くも眠気あり。書庫本探し1。梱包2。おにぎり1、ロールパン3、ミニあんパン1、紅茶。

 12時前郵便局。発送1。12時半三条ビル亜本屋。昨日の続き。本、雑誌、全集類をじゃんじゃん鉄車で往復運搬。二人の古本屋が汗と埃にまみれて引っ越し作業をやっておる最中に、お隣の画廊で38万円の絵が売れていくのを目の当たりにする。絵画としてはそんなスゴイ値段じゃないにしても、絵を買うためなら、ン十万をいとも気軽に出す人が札幌にもいることに、いささかショックを覚える。本は重くて大変だね、と今回の移店労働中にも画廊の社長さん他が口を揃えて云っていたが、ああ、口惜しや。画商を目指すべきであったか。古本はお客でいるの一番いい。が、もう遅い。それに何より商売に必要なカネの額も違うだろうし。4時半、おにぎり1、冷水。7時前終了。7千円頂く。

 霊園前Maxvalu>でモヤシ1、もめんとうふ4、計300円、<Lawson>でDION4350円、7時半帰宅。入浴後サロメ。風呂場にいる間に電話注文。お客さんの巧みな値引き交渉に妻が対応。弊店は基本的に値引きはしないのだが、今はともかくお金が必要なので出血大サービス。「クライム・クラブ」の「殺人交叉点」「乙女の祈り」「パリを見て死ね」「チャーリー退場」「のぞかれた窓」「おれは暗黒小説だ」の6冊。メールで受注2、金谷信夫句集「人後」と中世フランス風流譚「ファブリオ」。カンビール1、水割り3、大根浅漬け、鶏塩焼き、エリンギ、大根葉、ネギ炒め、湯奴、緑茶。城山三郎が昨日朝7時前死去。79歳。「外食王の飢え」という長篇を同業先輩に読まされたことがある。たしか友人の渡辺和哉が十数年前に仕事で一度会っている筈だ。3時半就寝。