須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

土曜 極美品

 午後2時半起床。12時現在、晴、19・1℃(最低8・6、最高20・4)、湿度45%。15時現在、晴、13・9℃、湿度71%。牛乳、冷水。日記。4時半、うどん、ナットウ、冷水、トースト2、カフェオレ、紅茶、チョコレート。梱包1。8時、レトルトカレーライス(グリコ・カレー職人スパイシーチキンカレー辛口使用)、冷水、アイスクリーム(埼玉赤城乳業・濃厚旨プチミルクのチョコレート)、紅茶にて第二食。

 今日配信された日本の古本屋探求書欄に「人間失格 太宰治 昭和23年 初版 紫帯 元パラ付 極美品 代金後払い。 以上」というのが寄せられていた。この極美品というのが新品同様の謂いなら、新刊で買ったあとにすぐ新聞紙にでも包んで日の当たらない、しかも換気のいい書庫に保存しておいた奇特な人が刊行当時にいなければ入手は無理だろう。奇跡的な偶然が揃わなければ絶対に存在しない。大正、昭和戦前の本よりも戦後直後の紙質の悪いこの時代の美本を求めるのが一番難しいのではないか。それにしても、「代金後払い。 以上」を見ると、あんた何様ぁ?、って云いたくなるのは自分のみならず日本全国津々浦々、おおかたの古本屋さんたちの一般的な反応と思われのであり、賭けてもいいが返信は皆無だろう。ほんとに変わってしまったものよのぉ〜、この世界に出入りするお客のタイプも。

 9時土曜ドラマ「トップセールス」。書見。1時〜2時半入浴。タイ刺身、丸大ボロニヤソーセージとワカメサラダ、カスベ煮付、湯とうふ、サッポロクラシック大瓶1、酒2合、玄米茶。「日本の話芸」楽太郎オモシロクなし。午前6時過ぎ就寝。