須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

金曜 優勝セール

 3時20分起床。15時現在、くもり、12・4℃、湿度54%。明日の朝は5℃まで下がるらしい。4時前、金を卸そうと郵便局へ。出納窓口がすでに閉じていた。壁の時計見ると4時5分。顔など洗っているべきじゃなかったのだ。何もせずに帰宅。くくく、不覚。トースト3、ミニあんパン1、チョコ1粒、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。11月中旬から下旬の寒気が北海道上空を覆っているとかで、確かににやけに涼しいですわ。
 昨夜はススキノで、健闘軍団、万歳!バンザーイ!などと酔客が吠え歩いたり、馬鹿者達が、♪君の行く〜道はぁ〜、果てし〜なく遠い〜、などと「若者たち」を歌いながら、なんて、そんなこたあないが、とにかく一般庶民がビールかけに興じたという話で、今日は今日とてデパートやその他の大型商業施設、中型小型商店などで、にぎにぎしく日ハムの優勝セール、振る舞い酒。ああ、ボクも飲みたい。だが、そこへ行くためには交通費がかかるのよ。近場に西友はあるが、さすがに敵チームが優勝してのセールはやってないだろう。札幌市民は存外、この自分の周囲を除いて金があるのだなあ、豊なのであるなあ、いや地下鉄代があるなしのレベルじゃなくてね、だってユニホームや帽子などの関連グッズも飛ぶように売れていると云うのだもの。どうも、日本ハムでも伊藤ハムでもかまやしない、ハムならなんでもOKぐらいの、にわかファンがどっと繰り出しているようなのだ。市内では来月18日だかにリーグ優勝のパレードが予定されている由。動員25万人予定、費用は6千万もかかるとかで、札幌市では企業、個人から協力金を募っている由。こういう時こそ、普段さんざんアブク銭(ああ、いい響き)を儲けているIT企業や金融業が名乗りをあげたら、おーっ、パチパチパチ、と喝采を浴びるのに、そんな美談はとんと聞こえてこない。
 受注2件、山田登世子「ブランドの世紀」(Yの本)、フェラース「私が見たと蝿が云う」HPB。
 午後10時、Yさんから電話。20分ほど話す。昨夜はハムの優勝で大酒したという話と来月あたりどうよ、とのお誘い。
 零時、皮付きブタバラ肉とマイタケ炒め、マイタケまぜ御飯、高菜漬け、梅干し、ワカメみそ汁、麦茶。結局、アレに費やした数時間は半ば徒労であったみたいだなあ。暖簾に腕押し。そういう宿命に生まれついているのだな。「生まれた時から日蝕だった」なのですよ。でも、まっ、なにごとも勉強さ、修行さ、と自らを慰める。少なくともあの人は喜んでくれたのだし。
 断酒。4時半就寝。