須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

木曜 ハム優勝、オレは物持ち

 3時半起床。晴、13・6℃、湿度35%、最高気温16℃。トースト2、ミニあんパン2、牛乳、カフェオレ、紅茶、冷水。
 6時から書きもの。8時より野球を6回から見る。しびれた。9回、0−1でサヨナラ、日ハム健闘団が25年ぶりのリーグ優勝。だが自分的には何と云ってもホークス斉藤和巳。先発し9回二死まで完璧な投球で0封しながらもポストシーズンでまた勝てず、マウンド上、踊り跳ねて歓びを爆発させる日ハム選手群の傍らで、膝をつき悔し涙のまま立ち上がれぬ斉藤の姿に、ぐっ、と来てしまった。日ハムは、新庄クン、チームを優勝させてから引退しやがれ、となじる気持があったのけれど、なんと、ホントに優勝してしまった。それにしても昨年のバレンタインといい、今年のヒルマンといい、日本でプレーした経験のないアメリカ人監督チームの優勝である。
 「プロフェッショナル/仕事の流儀」の終りの方のみ見る。村上龍昭和歌謡大全集」にも作中人物の名前として使われている編集者石原正康さんの巻。酒席で白川道という作家が、今日は競輪に勝った来たところ、と機嫌良く百万の札束をポケットから十本ばかり取り出して見せている様が映る。ぐぐっ。憎い。と思うた(帰宅したYに話すと、群ようこの本に書かれているけどね、ない時はスッカラカンの人らしいよ、と解説され、まっ、それならな、と憎悪中和される)。
 ノーベル文学賞はトルコの小説家。噂されていた村上春樹は今回受賞せず。未明のニューヨークの飛行機事故、飛び込まれたのは松井のアパートではなかったが、飛び込んだ飛行機に乗っていたのがヤンキースの選手だった。7月に移籍して来たライドルというピッチャー。徳のあった人らしく全米球界に衝撃の由であるが、どちらかと云えば免許取り立てが、教官つきとは云え、大都会上空を飛行していることの方に驚く。
 11時半、外出して久しぶりにアスファルトの道を歩く。記憶を手繰れば外を歩くのは八日ぶり。<Maxvalu>で買物。モヤシ、玉うどん、日清チキン即席麺5ヶパック、カミソリ、トイレロール、ティッシュペーパー、計1020円。零時過ぎ帰宅。Yと行き違いになっていたらしく、向こうも一袋12ヶ入りを購入しており、自分に18ヶと合わせるとなんと30ヶ、トイレペパーだけは当面不自由しない家庭となっていたのだった。どうでえ、厠紙だけはふんだんだぜ。ははは。今は紙より灯りの方を欲しているのだが。ははは。
 零時半、豚トロ丼、冷奴、モヤシのみそ汁、チョコ一粒、紅茶。入浴。10ヶ月ぶりにヒンズースクワットを試してみる。日記。8時就寝。断酒。