須雅屋の古本暗黒世界

札幌の古書須雅屋と申します。これは最底辺に淀んでいる或る古本屋が浮遊しつつ流されてゆくモノトーンな日々の記録でございます。

夏終わる

 午後4時起床。気候がよいので睡眠過多となる。快晴。爽やか。3時現在、23℃、湿度60%、北北西8m/s。最高気温は25℃であった由。

 郵便局で「ピコラ・ピコラ」冊子小包で発送し、地下鉄駅前まで坂を下り、<Maxvalu>で米ホシノユメ5kg1340円と即席麺5袋パック198円を買い帰宅。

 6時、7時のニュース、いづれ駒苫問題をトップで取り上げて、騒ぎが益々大きくなりつつある。被害者の高校生の話と校長の伝える部長の話が食い違う。部長は一発殴ったといい、高校生は30発殴られたと話している。30発も殴るというのは、サディストでなければできないのではないか、と思うのであるが、それとも、手が痛くなっても、狂乱状態になればやれるものなのか。プロ野球では、その男凶暴につきの星野仙一の暴力は有名であるが、第一次組閣時代の長嶋茂雄もよく手の出る人で、「ボクも殴られましたよ」と江川卓が話すのを聞いたことがある。いずれにしろ、殴られたからといって、根性が注入されるわけでも、テクニックが身に付くわけでもないのはいうまでもないが、ただ、この生徒の親が何をどうして欲しいのかが、不可解である。

 <楽天>から「野望の果て」(刑事コロンボ・シリーズ)注文あり。500円。「ピコラ・ピコラ」梱包。その前に最終第7巻を通読。さらば、アラヤダおばさん。巨人×横浜、7回コールド、ベイスタ7年ぶりに巨人に勝ち越し、今期50勝目。

 12時半、シャワー。あがった後は窓を開けていては肌寒いほどの涼しさ。この数日の雨の後、にわかに夏は去りつつあり、いよいよ秋に入りつつある。ラジオを消すと虫のすだく声がすごい。あとは去年のように台風が何度も来ないのを祈るのみ。

 妻が豊平郵便局で貰ってきた北大の広報紙『リテラポプリ』23号。「特集:北大は映像を科学する」をペラペラ。この季刊誌を見るのも初めてであるが、北大の大学院文学研究科に「映像・表現文化論専修」というコースが数年前から設置されていたのも初めて知った。けっこうどの大学でも学生集めに腐心しているわけなのだろう。座談会で担当の先生は、「映画監督を育てたいという隠れた野望もありますが」と語られているが、それは、卒業後の受入れ先とかを鑑みるに、十年ぐらいは無理なのじゃないかしらん、と漠然と感じた。自分も古い人間ですけどね、まず、「科学する」っていうのが新しいようでいて、とっても古い感じがすんのね。と、ここに書いた須雅屋を嘲笑うスゴい映像作家が数年後に生まれ出ないとも限らないけれど。
 4時、横になり、7時過ぎまで珍しく読書、就寝。断酒。